姿勢改善を進めていくためには骨格バランスを整える事が重要です。
その方法は大きく分けて三つあります。
・マッサージ
・筋トレ
・ストレッチ
の三つです。
「なあんだ、そんなことか!そんなの知ってるよ。」と思うかもしれませんが、なぜこの三つが骨格バランスを整えるのに有効か、それぞれにどんな役割があるのか、どの順番で行うのが最も効果的なのかがはっきりしてる人は少ないのかなと思っています。なので、解説していきます。
マッサージの効果と役割
疲労や緊張で硬くなった筋肉を、押したり揉んだりして血管を圧迫します。
すると一時的に血液が足りない状態になります。
すると、生体反応により新しい血液が流れ込むので血流が促されます。同時に筋肉の緊張もほぐれます。
肩のマッサージといえば肩もみが一番有名ですが、血流改善効果とコリ解消を目指すなら、ゆっくりと筋肉の奥の方に圧をかけていくのが有効です。圧をかけて圧をかけて、それをゆるませたときに血が巡っていくからです。表層をもみもみしているだけでは肩コリの解消はできません。
筋トレの効果と役割
弱い筋肉を強化する事によって身体のバランスを崩れにくくします。
骨や関節は年齢とともに弱っていきますが、筋肉に関しては年齢に関係なく鍛えれば鍛えた分だけ強くなります。これはとても優れた特徴です。
姿勢改善のためには抗重力筋といわれる筋肉を正常に働かせる事が大事です。
ストレッチの効果と役割
血管を筋肉の圧力から解放して血流を促します。
筋肉をしっかり伸ばす事によって筋肉自体を柔らかくして、コリにくい筋肉にする効果もあります。
それぞれの役割をまとめると・・
1.マッサージやストレッチで硬くなった筋肉をほぐし、ゆるませて血流を促進する。
2.血流を改善する事によって、老廃物や疲労物質の蓄積を防ぎ、同時に筋肉の緊張やコリをとって柔軟性を取り戻す。
3.弱っている筋肉を鍛える事で姿勢や骨格のバランスを安定させ、保つ。
この3ステップが骨格バランス改善の順番になります。なので姿勢を良くしようと思ったら、いきなり筋トレをするのではなく、まずはマッサージやストレッチから取り組んだ方が有効です。
日常のどんな行動、姿勢がどこの筋肉に負担をかけているのかを正しく理解するのも大事です。原因がわからなければ、その筋肉に対する負担が軽くなる事はなく、疲労や緊張もとれないままになってしまいますからね。
その原因を意識的に避けつつ、マッサージ、ストレッチ、筋トレで改善をしていくと、辛い痛みやコリから解放される生活が待っています。
ぜひしっかりと自分の身体と向き合ってみましょう。
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