今更「ドラえもん のび太とパラレル西遊記」を見て思ったこと。なんだこりゃ

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アマゾンプライム加入により充実した動画ライフを楽しんでいるところです。アニメから映画、ドラマまでたくさん種類があって本当に楽しい。新たな発見としては、「わざわざ借りるまでもないかな・・・」と言ってツ●ヤやゲ●では借りないような作品を見る機会が増えたことです。個人的にはB級と呼ばれる映画も好きなので、そういった映画をガンガン選んでみて笑うのはとても楽しいです。

さて本題。

「ドラえもん のび太とパラレル西遊記」を観ました。

ざっくりしたあらすじを言うと、孫悟空は実在すると言い切ってしまったのび太がタイムマシンや他の道具を使ってジャイアンたちに見栄を張った結果、現代が妖怪の世界に変わってしまい、大変だからなんとかしなくちゃという話。

まあ、控えめに言っても面白くないんですよね・・・

ただ、なぜ面白くないのかを考えるのが好きなので、ちょっと考えてみます。

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素材

まず西遊記という素材。西遊記は三蔵たちが妖怪と戦いつつ旅をする話なので、あまり楽しい要素がないのです。

「雲の王国」「アニマル惑星」「ブリキの迷宮」あたりはまだワクワク感が強いのですが、あまりワクワクしません。

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舞台

たぶん中国なんでしょうけど、舞台がほとんど砂漠か岩山という・・・

唯一出てきた綺麗な景色は星空。

星空。。。

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ゲストキャラが微妙

もはや名前も覚えていないキャラクターがゲスト。

なぜか欧州人風の見た目の「トム」って感じの少年が三蔵法師のお供役で出てくる。が、まあこいつに魅力がないのでストーリーにメリハリがなくなっているのだと思います。良い奴でも、悪いヤツでもないという超中途半端ポジション。

あとまあ、仕方ないんだけど三蔵法師がおっさん・・・

ドラえもん映画のゲストは

・「人間でない生物」(ピー助など)

・「同世代の少年」(ロップルなど)

・「可愛い女の子(お姉さん)」(リルル、美夜子さんなど)

と相場が決まっているので、この中で中年男性である三蔵法師はモブに近い扱いを受けています。これが少年三蔵法師なんかだとまた違っていたのかもしれませんね。

展開が微妙

個人的なドラえもん映画の禁じ手は「ドラミちゃんの登場」と「虫の知らせアラーム」だと思っていて、この二つははっきり言ってチートだと思っています。それでも面白い作品もあるのですが、ドラミちゃんの安心感たるや相当なもので、緊張の糸が切れてしまうんですね。この作品は最後にドラミちゃんが出てきてしまうのが少し残念なところでした。

面白いところ

他の劇場版と比べると、「歴史が変わってしまった」ことによる絶望感は強いです。

特にね、あからさまでなくさりげなくのび太のママとパパが違うというシーン。カエルとヘビの唐揚げにトカゲのスープは「ひっ」ってなりますし、のび太のママが階段を登ってくるシーンもカメラワーク的に非常に緊迫したものになっております。

空の油絵具で描いたようなおどろおどろしい色もパラレル西遊記ならではですね。

同じ時間を使うなら雲の王国やアニマル惑星を推したいのですが、ドラえもん映画としては少々立ち位置が違う映画なので興味のある人は見てみてもいいかもしれません。

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