【BB434】ピックアップバランスでの音作りについて考えよう

今日はbb434の音作りについて考えていきたいと思います。買ってからしばらく経ちますが、色々やってみた感想と考察を書いていこうと思います。(BB434を11の視点から考察した記事はこちら

YAMAHAのBB434は輪郭のはっきりした中音域が魅力の機体になります。スプリットコイルとシングルコイルを搭載したこのモデルはどんな音作りがベストなのか?音作りしながら考えました。

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BB434のピックアップは

YAMAHAの自社開発ピックアップで、アルニコマグネットのピックアップです。V5です。

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溢れ出るYAMAHA音

YAMAHAの自社製ピックアップはいいですね。

なんというか、ベースの太い音がちゃんと鳴りつつも、ギラッとした特有のメタル感があるんですよ。これ、BBだけでなくたぶんTRBとかTRBXとかもそうなんじゃないかと思うんですけど、どうなんでしょうか。

BB434はパッシヴですが、なんか数%のアクティブ感が混じる感じっていうんですかね。なんか特有のギョン!っていう音色がするんです。これはYAMAHAユーザーさんはわかってもらえそうな気がします。

面白いのはフロントリア共にフルテンにした時よりも、やや絞った時…80〜90%くらいの出力にした時の方が特有のYAMAHA音が強調される気がします。もちろんアンプやエフェクタの設定や、弦や奏法など色んな要素が絡むと思いますが、体感としては90%ボリュームの時が好きな音がしますね。

フロントはスプリットコイルで、リアはシングルコイルです。いわゆるPJ配列というやつですね。もちろんフロントのみでもYAMAHA音は出るんですが、うまくリアのシングルコイルをミックスして上げたほうがギラッとした質感になります。

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フロント優先か?リア優先か?

とはいえ、PJタイプのピックアップ配列を選ぶ人って、基本プレベの音が好きなんじゃないかなと思ってます。

本当はスプリットコイルの音が好きだけど、サウンドの幅や利便性的にリアにシングルが付いててもいいかな〜みたいな。

実際にフロントリア共に全開にすると、微妙にスプリットコイル寄りの音がします。 (パワーが強いんですかね )

なので、基本的にフロント優先の使い方をして、補助的にリアを混ぜていくような使い方をするのが良いのではないかと思います。

俺はシングルコイルでリアの音が好きなんだ!っていう人は、最初からシングルのジャズベタイプ買ったほうがいいんじゃないですかね。

迷ったらフロント優先のバランスにしておいた方が音のバランスはとりやすいと思います。

トーンは絞るか?開けるか?

トーンを全開にすると、僕の環境ではジーッというノイズがけっこうあります。

シールドはフェンダーのシールドで3m、エフェクターはzoomのb2の中古品です。一番怪しいのはマルチエフェクターですね。(つまみとか壊れてる)ハードオフで3000円で買ったボロボロの奴なので。試奏時はアンプ直でしたがノイズは気にならなかったので、おそらく機材次第で変わると思います。

アンプ欲しいなあ

【アンプ考察】BB434とアンペグBA108の組み合わせはどうなのか?

全部トーンを絞るとモコモコしてしまって、YAMAHAピックアップの良いところがなくなってしまうので、できればトーンは開けていきたい所ですが、これは周りの機材やノイズと相談ということになりそうです。

トーンの絞りすぎは良くないって、石村順さんも言ってました。

ちなみに指弾きの時と同じ感覚でスラップすると思った以上にギャンギャンするので、スラップメインの曲の場合はスラップを基準に音の調整をした方がいいです。それで対応しきれないなら、おとなしくエフェクターで音ごと変えちゃった方がいいんでしょうね。

BB434でスラップはいけますか?→「いけます」の記事はこちらです。

弦はどうする?

今はダダリオのカーボン芯弦を使っております。ニッケルです。(ダダリオ弦の感想も前に書いてあります)このギラッとサウンドを強調するならニッケルで、あまり太くない弦のほうが良さそうな気がします。ですが、色々検証してみたい気持ちはあるので次はステンレス弦を張ってみようかなと思っています。リチャードココのステンレス弦の印象がよいので、BBでも試してみたいんですよね。

まとめ

まとめます。

おそらくBB434ユーザーの皆さんは、あのYAMAHA音が気に入って買ったんだと思います。

あの音を強調するにはピックアップのバランスをうまく調整するのがポイントだと思います。ボリュームを上げすぎず、下げすぎない。アンプやエフェクター側の音量で調節すると、音色を維持したまま音量調節ができます。

個人的には一度ボリュームやトーンを全開にしてから少しづつカットしていく方が音作りがしやすいですね。最初にトーンの調整をして、そのあとでピックアップのバランスを整えます。そこでのバランス次第でまた トーンを少しいじって・・・っていう感じですかね。

エフェクターやアンプでの音作りも大事ですが、本体側でもある程度音作りができるとどんな状況でも対応できると思います。

いい音がする楽器なので、その性能を130%引き出していきましょう。そのためのヒントになると幸いです。

ベース記事のまとめ一覧へ

・【機材考察】BB434の裏通しについて実際に弾きつつ考えてみました

【ベース調整】BB434の弦をブリッジ通しに変えてみた感想

【ベース調整】bb434の4弦だけを裏通しにした結果

【アンプ考察】BB434とアンペグBA108の組み合わせはどうなのか?

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