断言しよう。今月号は二度見る。
今回の話は最後まで読むと「え？」ってなって、もう一度最初に戻って読み返したくなる話だ。なんなら先月号まで戻ってもいいぐらいだ。
直接的なバトルではないものの、けっこうジョジョっぽい展開ではある。いや、直接的か。
この先、ネタバレ注意！！
ジョジョランズ ９話 あらすじと感想
唐突な電話
なぜかジョディオの母、バーバラとの電話から話は始まる。
なんか今日の夕飯はどうするかで電話してきたらしい。なんかキャラが違うような気もする。
なんかバーバラさんパープリンっぽく描かれてるなあ。
そしてバーバラさんからパワハラ認定されているパコ。パワハラ・・・・
あいつ悪いやつじゃないんだけどなあ。なんでこうも評判が悪いのか。
普通に夕飯の相談だったが、この緊迫してる状況で普通に電話するジョディオ。
そして猫の生首を送りつけられた直後にもかかわらずこの落ち着き。これこそがジョディオなのかもしれない。仗助ならもっと焦るだろうし、ジョルノでも汗をかいてブルっちまうくらいのインパクトだが・・・
どうやら露伴先生も見張られていたらしい。
ハワイに来る前から・・・ってことは杜王町にいたときから見張られていたというのか？
パコとの会話
地図を思い出すジョディオ。溶岩にはルーツがあるらしい。印のついていた場所は重要ポイントなのかもしれない。
溶岩を返そうぜっていうパコ。パコらしいようなパコらしくないようなセリフだが、これが後々重要な意味を持つわけだ。
ジョディオはここで覚悟を決めたらしい。もう立ち位置としてケチな空き巣や売人じゃないんだ・・・
ウサギとドラゴナ
で、場面は変わってドラゴナとウサギ。
ぶっちゃけ誰も腕時計の在り処がわかっていない。もちろんドラゴナやウサギにもわかっていない。
正直、ウサギとドラゴナも腕時計がどこに行ったのか知りたいわけだ。最悪この二人なら、どこに行ったのかさえわかれば乗り切ることはできるからだろう。この二人が焦っているのは腕時計を盗んだことがバレたからではなく、盗んだつもりもないのに腕時計がいつの間にか姿を消したからなのである。
警察に通報されかけるが、このやばい状況をなんと強引な逆ギレで乗り切るドラゴナとウサギ。
「あたしは18さい彼は17さい あたしたち 只ソファに座って飲み物飲んでただけなのに
人権もなく 容疑者あつかいして ドアに鍵をかけて閉じ込めているッ！
そうだろ？ 」
「その通りッ！やっていることは お前らが犯罪だ」
「時計がなくなったとか言ってるけど あんたらだけがそう言ってるだけだ」
「その通り！俺たちは知らねえんだよ」
ウサギwww
こいつあくまでも誰かが言ったことに乗っかる立場なんだな・・・
やってることはお前らが犯罪だ！って意味は通じるけど語順がすげえな。さすが荒木先生だ・・・
お前らがどんなトリックを使ったのか ？どうやってもわかるんだよ！ とっとと戻しなッ！この下っ端のクソガキどもがッ！！
時計屋の店長
この時の支配人の顔がちょっと田最環っぽい。顎ないし。
そして監視カメラの映像を確認する。
最初は店長の肩が邪魔になって肝心なところが見えないが・・・
別の角度の映像ではドラゴナのブレスレットに時計が引っかかってる形で写っている。
まじで焦るドラゴナ！！
しかしい〜〜〜
時計をはなんとドラゴナちゃんの谷間にあった！！
なんと彼のスムースオペレーターズがいつの間にか時計をパクっていたのだ。そしていつの間にか彼の谷間に時計を移動させている。（彼の谷間、という表現は珍しいが、彼の谷間だからここはしょうがねえよな）
これはドラゴナが操作したわけではない。
無意識だ。
無意識的にスタンドを使って腕時計を引き寄せている。
今までのダイヤもドラゴナが無意識でスムースオペレイターズを操作していたのかもしれないという疑念を抱く。
そしてまたボディチェックの危機に見舞われるドラゴナ。
再びか？再びかァーーーーー！？
しかし時計は店長の靴紐に引っかかっていた。
その後はコント的に腕時計は移動していき、店長は平謝りするというどっかで見たような展開に。
そして再び腕時計はコント的に何処かに滑って消えてしまった。
ここでドラゴナはなんとなくわかったようだ。
ドラゴナは無意識だったし、店長も警備たちも無意識だった。
金目のものが人の感情や繋がりを介して戻って来る。ってことらしい。
８部がgo beyond（超えて行く）だったからな。９部は巡り戻るって感じなのかな。
なんとなく輪というか、環というか、そんな感じの理、因果応報的な雰囲気を感じますね。循環かな。ノーヴェンバー・レインは今でこそ上から下に降る雨ですが、そのうち水になって水蒸気になり、雲になってまた雨に・・・・という循環系のスタンドに進化するのでは？というのは考えすぎでしょうか。
？？？
そして場面はジョディオに戻る。
お待たせぇ・・・・ちょっと向こうまで行っててよぉ ジョディオ
チキンブリトー 正午で売り切れだってよ
あっちの店の 深海の海洋水で育てたアワビを焼いてもらったぜ
ハワイ島の高山のチキン食いたかったなあ〜〜
ここで個人的には頭が一瞬バグってしまった。
パコ・・・だと？
誰だ？そいつは？
「溶岩」
返すつもり無いんだな？
知りすぎる前にチャンスをやったのにな
シュパッ
次回へ続く！！！！！
ジョジョランズ９話 まとめと考察
首をかっ切るマン・イン・ザ・ミラーのような奇襲攻撃がジョディオにヒットしてしまいました。
猫の首も切ってますし、こいつはナイフを使って攻撃してくるスタンド使いですね。しかしナイフのデザインが短剣っぽいというか、切断には向かない刺突剣的な雰囲気がありますね。小ぶり。
皮膚がポロポロしている謎の敵が現れました。
どうやら彼はパコになりすましていたようです。
ホットパンツの肉スプレー、クリームスターターを思い出しました。
誰かが猫首を持ってきたわけではない。普通にこいつが持ってきたんですね。
変身能力がメインなのか、あのポロポロしてる現象がメインで変身能力はその応用なのか。なんとなく光学迷彩的な機能もありそうですね。潜伏や備考に有利そうな能力だ。
しかし
いつも思うんだけど、顔はスタンド能力で・・・っていう理屈もわかるんだけど、その独特すぎる服はどっから調達してくるのよ。ちゃんとPACOって書いてあるし・・・
ブンブーン一家のときもそうだったけどさあ！
俺は忘れねえぜ！ベンジャミン・ブンブーンがまぜかジョニィの帽子を被っていたことをな。
あんな蹄鉄デザインの帽子が砂漠で手に入る訳ないんだよなあ。
まあでも、思わず冒頭、むしろ前回の話まで読みたくなるこの展開にはしびれました。
いきなり不意打ちをしなかったあたり、できれば平和的に解決したかったのでしょうか。
パコが来る前に掻っ切りしてれば第九部完！！でしたがね。パコが来たから来月はザハッスルですね。クソ野郎！！！
気になるのはバーバラの電話です。
チキンブリトーとパコに関わるなみたいな話をしてましたが、これは偶然なのでしょうか。
ジョディオ的には夕飯の相談なんかで電話してきた・・・っていう印象なんでしょうけど、
読者的にはちょっとバーバラに予言的能力があるのではと疑ってしまいますね。考えすぎかな？
さあ、来月はどうなるのでしょうか。
変身キャラを振り返ろう
ここで終わっても良かったが、もう少しお付き合いいただきたい。
過去の変身キャラを振り返ろう。
ラバーソール兄貴
見た目こそ花京院だが行動や態度的に全く騙す気のないラバーソール兄貴。
振り返れば善戦したほうだがやはり相手が承太郎というのがまずかったかな。
オインゴ
応用ではなく完全に変身の能力がメインだったオインゴ。
これも変身は完璧なのだが3部に登場したのが運の尽きだったか。
サーフェス
間田のスタンド。コピーロボットみたいな能力。意思があるのがいいんだか悪いんだか・・・
コピーした本人を操れたりするのでもう一回ぐらい登場してもらえると面白かったかもしれない。
シンデレラ
辻彩のスタンド。変身っていうよりは整形。パーツの取り替えかな？
ムーディー・ブルースのリアルタイムリプレイ
イルーゾォはこれで騙された。
ホワイトスネイクのリアルタイム幻覚
こんなの無理やて・・・・
フーファイターズの肉体乗っ取り
正確には変身じゃないけど肉体作ったとか言ってるから変身に近いといえば近い。
ベンジャミン・ブンブーン
鉄を顔に埋め込んで変身してた。再現性はマウンテン・ティムぐらいなら騙せるレベル。
帽子に関しては納得いかないけど・・・
あと、髪の毛はどう頑張っても無理な気がする。
クリーム・スターター
ルーシーをスカーレットにしたクリーム・スターター。
顔だけでなく髪の毛まで再現できるのは強い。
結構多い変身系能力
変身そのものがメインの能力は最近は無いものの、能力の応用としての変身は結構多い。
使用用途も潜伏や容疑なすりつけ、不意打ちなど様々だ。
中でも良い働きをしたのはホワイトスネイクとクリーム・スターターでしょう。
ホワイトスネイクはF・Fとアナスイを一瞬で瀕死にしているし、変装したルーシーは一度大統領を殺害している。（ギリギリD4Cが間に合ってるけど、向こうで死んでいるはず）
今回のジョディオの首掻っ切りも不意打ちパターンだし、多分成功している。
今回の敵はナイフを腕から出してるところから見ても、性質はクリーム・スターターに近いのかな〜と漠然と思っているのですが、どうでしょう。
