【認知バイアス】マガーク効果 について具体例とともに解説

認知バイアス

マスク着用が一般化した世の中になってしまいましたが、聞き間違いが増えたなあと思うことはありませんか?

僕もかなり聞き間違えますし、聞き間違えられたことも沢山あります。

先日はコンビニでpaypay支払いをしようとしたら、クイックpayだと思われてちょっとやり取りが混乱しました。まあ、それぐらいなら些細なことなのですが。

これも認知バイアス的に言えば「マガーク効果」という錯聴の一種だと思います。

あまり聞きなれない効果なんですけどね。

ですが、マスクによってこの効果は起こりやすくなっていると思います。外国人がマスクをはずしたがる理由も、この効果が関係してると個人的には思いました。

この効果をお笑いに使ってるのがタモリさんのあの企画なんでしょうね。

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マガーク効果の解説

マガーク効果とは?

声と一緒に、その音声とは一致しないような話者の口の動きの映像を見せると、提示された音声とは別の音に聞こえる錯聴のこと。

認知バイアス事典より

口では「ガ」の映像を見せて、耳では「バ」の音を聞かせる。

すると脳が多感覚統合という現象を起こしてマガーク効果が起こり、「ダ」に聞こえてしまう。

そんな感じの現象です。

マガーク効果を面白く使ったのは空耳アワー

空耳アワーという企画がありましたね。タモリ倶楽部でしたっけ。

洋楽の歌詞を再現VTRとともに見て「日本語のこの言葉に聞こえる」ってヤツですね。

あれはこのマガーク効果を面白く企画にしたものだと思います。

あれを見てると本当にそう聞こえてくるから不思議なのですが、鍵は歌詞と一緒に流される字幕とVTRですね。

6本で変身5本でフルチンw

システムオブアダウン多すぎるだろw

日本語はマガーク効果が大きいのか?小さいのか?

日本語はマガーク効果が比較的小さいと言われているようです。

なので、マスクで口元が見えなくてもコミュニケーションが通じやすいんでしょうね。

マガーク効果が大きい言語の人たちは、コミュニケーションをとる際にいろんな聞き間違いが起きるのでものすごくストレスなんでしょうね。だから積極的にマスクを外そうとするし、そもそもつけたがらない。

日本語である僕もリモートで何か話すときは、微妙なラグなどがすごくストレスになって話が聞き取りづらかったりしますので、やはり映像と音声が噛み合ってないというのはコミュニケーションにおいて非常に不利なんでしょうね。

リモートやオンラインより、リアル対面のほうがコミュニケーション的には良い・・というよりストレスが少ないんだと思います。

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まとめと対策

このマガーク効果もあって、マスクをつけた会話やオンラインでの会議はこちらが思っている以上に相手にとって「聞こえにくい」と感じさせてしまう可能性が高いです。

それを前提としてはっきり明瞭に話すなどのコミュニケーション上の工夫をしないと損をすることもありそうですね。

何かを説明するときは、身振り手振りやポップなどの文字を併用して説明をしたほうが、聞き取りやすいということですね。

字幕やテロップありの映像のほうが見やすいっていうのも同じ理由なのかもしれませんね。