【機材考察】BB434の裏通しについて実際に弾きつつ考えてみました

BB434

BB434は弦の裏通しができるベースになってます。通常はブリッジから弦を通してペグに巻きつけて弦を張るわけですが、ボディの裏から弦を通して、ブリッジを経由してペグまで行くわけです。

これによってボディの振動を効率良く弦に伝えることができるらし。これを「ストリング・スルー・ボディ」構造(すごく直球なネーミングですね)というらしいです。

この434は裏通しの角度が45度になるように設計されており、ブリッジを通る際の角度が急になりすぎないように設定することで、弦のストレスを低減(ついに弦にもストレス社会の影響が)することができるらしいです。GABAみたいです。

もちろんブリッジから通すことも可能。

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ボディを大事にする人には嬉しい

で、これはどうなのっていうのが今回の話。

ボディの鳴りというものにこだわる人には嬉しい機能ですよね。ボディ材によっての鳴りの違いもあるんでしょうし、弾き込んでいくことでボディが鳴るようになってくるっていう話も聞きます。ただ、弦振動はあくまで弦振動だという意見もあります。ブリッジの重さや素材の音色の変化の幅を気にするタイプの人は、裏通しを好まない人もいます。僕の場合は裏通しが初めてなので、まだその辺の違いがよくわかってない状態ですね。

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裏通しのメリット

裏通しのメリットとして、弦のテンションが稼げるという点があります。簡単に言えば張りが強くなるわけです。すると、弦がピン!と張りますので弦高を低く設定することができますね。(亀田誠治さんなんかはかなり弦高が低いタイプらしいです)

タイトな音を演奏する人や、ピッキング時に弦の暴れが気になる人なんかは裏通しタイプで弦のテンションを稼いだほうがいいのかもしれません。

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裏通しのデメリット

裏通しのデメリットとしては、その強いテンションが裏目にでることがあることでしょうか。

たとえば、ピッキングの位置をブリッジ寄りにすると、一気に弦が硬くなります。張りが堅い。リアピックアップ付近だとかなり堅いですね。当然音も硬質的なサウンドになります。

また、1弦と2弦のテンションが強いと、ミドルポジションからハイポジションを弾くときにどうしてもサスティンが弱くなると感じました。弦の振動が堅いというか、なんというか、詰まった感じというか・・・ハイポジションを伸びやかなトーンで弾きたい人は注意したほうがいいかもしれません。

ハイポジションでヴィブラートやチョーキングを多用する人も、このテンションが気になるかもしれません。

言え!!対策を!!!

対策はあります。
1、2弦だけ裏通しをやめて、ブリッジ通しにしてしまえばその問題は解決します。世の中を見渡すと、4弦だけ裏通しにしている人が多いみたいですね。僕はまだやってないので、今度弦交換するときにやってみようと思います。

全部裏通しにするなら、わざと細めの弦を張って、テンションはあるけど柔らかい弾き心地にするのあるでしょうし、普通の弦にするならブリッジ通しにしてみるとかっていう手段もあります。弦高調整で弾きやすさもかなり変わるので、裏通しにして限界まで下げてみるのも一つの手ですよね。

まとめ

BB434はまだ発売からそんなに時が経っていませんので、ボディが経年変化でどんなふうになってくるかはまだ誰もわからないわけです。ストリングスルーボディ構造がボディにどのような変化をもたらすのかが楽しみなので、僕は今の所裏通しを採用してボディに振動を与えています。

もちろんブリッジ通しでも振動は伝わるんでしょうけどね。でも、せっかくヤマハのBBを買ったんだから、独自の構造を楽しむのもいいものだと思ってます。

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