能力とツッコミどころが多すぎる?ホワイトスネイクさんについて語ってみよう

6部のアニメ化が決定しておめでたいですね。

というわけで、今回はみんな大好きなエンリコ・プッチ神父のスタンドであるホワイトスネイクについて語ってみたいと思います。

連載が終わってしばらく経っているので今更ネタバレ注意ってこともないと思いますが、6部未読の方はご注意ください。

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能力が多すぎるホワイトスネイクさん

とりあえずホワイトスネイクは能力が多いですね。

「スタンドは一人一能力」といった大原則は何だったのでしょうか・・・。思えば康一くんのエコーズあたりから一人一能力の原則は崩れたような気がします。音を聴かせる能力から擬音を体感させる能力、最終的には物質を重くする能力になりましたからね。

そんなエコーズを軽々と上回ってしまうホワイトスネイクさんです。

えっ、3つ以上も能力があるの?!

ウソだろ承太郎!!

動揺する気持ちはわかりますが、とりあえず落ち着いてホワイトスネイクさんの能力を見ていきましょう。

ホワイトスネイクさんの能力1 人から記憶DISCとスタンドDISCを取り出す能力

ドシュウみたいな擬音と共に人からディスクを取り出す事ができます。

一般人なら記憶のディスクを、スタンド使いならスタンドディスクと記憶のディスクを取り出す事ができます。

スタンド使いがスタンドを奪われてしまうと、ほぼ無力ですからバッチリ決まれば相当強い能力ですね。

記憶のディスクは頭に差し込むことで映像と音声で記憶を読むことができるようです。頭の中に臭いがするとか兄貴が言っていましたが、それはマックイイーン君の記憶だからくさかったのかもしれません。あいつ最低だな・・

ホワイトスネイクさんの能力2 DISCで人を操ることができる

ディスクを差し込むことで人に命令することができます。

描写を見ると強力な暗示をかけるようなイメージで命令している気がします。ホワイトスネイク(プッチ神父)の指示や命令効くんだけど自らの意思もある感じの絶妙な命令っぷりですね。刑務所のスタンド使いは凶悪な犯罪者が多いのですが、彼らが素直に従ってるあたり、強制力も強いのかと思います。

ホワイトスネイクさんの能力3 DISCでカエルを操ることができる

一定距離を飛んだあとに破裂するというわけのわからない命令をカエルに強いることができます。

命令で破裂させるなんて恐ろしすぎます。

ギアスみたいな使い方もできるんですかね。

ホワイトスネイクさんの能力4 DISCで人をスタンド使いにできる

相性があるとはいえ、一般人にディスクをインストールしてスタンド使いにすることができます。

矢と違ってノーリスクでスタンド使いを作れるのは利点ですが、スタンドとの相性が悪いとインストールできないので一長一短です。ディオが矢を使いまくってスタンド使いを増やしつつ、プッチは片っ端からスタンドコレクションをしてたんでしょうね。

ホワイトスネイクさんの能力5 幻覚を見せることができる

眠らせて幻覚を見せたり、自分の姿を別人に見せるリアルタイム幻覚を見せることができます。

発動条件がよくわかりませんが、煙や霧とセットになってることが多いですね。まあ突然現れても不自然ですから当然か。

ホワイトスネイクさんの能力6 粘液で人や物を溶かすことができる

部屋の中の人間を溶かすドロドロした液体を出すことができます。(ホワイトスネイク自体が粘液担ってるのか分泌してるかはよくわかりません。でも、なんとなくやだなあ)

徐倫と承太郎はこれでちょぴっとピンチになりました。ハッキリはしてませんが、エンポリオの母ちゃんはこのドロドロ粘液で溶かされてしまった説が濃厚です。

ホワイトスネイクさんの能力8 CDを人間に差し込んで音楽を再生できる

たぶん全般的にディスクに強いんでしょうね。ブルーレイもいけるのかなあ・・

ホワイトスネイクの能力を総合的にまとめると?

  • 一般人およびスタンド使いの記憶やスタンドをDISCにして取り出す事ができる。
  • DISCで人や動物に命令を与えて操ることができる。
  • DISCで人をスタンド使いにできる。
  • 人に幻覚を見せることができる。
  • ドロドロの粘液で人を溶かすことができる。

という事になります。こうして見てみると、やや岸辺露伴のヘブンズドアーに似てる気もしますね。discなのか紙なのかの違いくらいです。露伴も仗助を時速60キロで後ろに吹っ飛ばしたりしてましたから、結構無理な命令(指示)を出せるあたりも似てます。

幸いにも露伴は漫画家になってから能力に目覚めたこともあって道を踏み外さずに済みましたが、プッチは踏み外してしまいました。人の記憶に立ち入ったり、人に何かを強制する能力を身につけて踏み外さないわけがないと考えることもできます。せめてどちらか片方であれば、プッチもあんな風にはならなかったのかな。

話を戻します。

DISCを取り出す能力は、当たれば必殺の能力と言っても過言ではありません。事実、承太郎もこれでやられてしまいました。

この能力と幻覚の能力の相性が良すぎて、これを同じスタンドの能力として共存させるのは恵まれすぎな気もしますがどうなんでしょう。

ただ、それを言ったら時をふっ飛ばすのと未来予測ができるキングクリムゾンとエピタフはどうなんだっていう話になります。なので、ここはスルーしておきます。

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意思がある?作中ではわりと珍しい半自立移動型スタンド

作中最も話しているのではないかというホワイトスネイク。もちろん刑務所内で暗躍する黒幕ですからね。ホワイトスネイクが人と話をするのはそんなに不思議なことではありません。

作中でもマックイイーン君と話したり、スポーツマックスと話したりしてますね。

ここで疑問なのは、ホワイトスネイク=プッチなのかということです。

僕は最初は「ホワイトスネイクのセリフ=プッチ神父がしゃべっている」だと思っていたのですが、よく読んでいくとホワイトスネイクにはプッチとは違う彼なりの意思がある気がするんですよ。

プッチはよくホワイトスネイクと会話をしていいます。ディスクを一枚もらうときも声かけてたし、カエルに埋もれたディスクを探すように命令もしていました。

会話というよりは、音声認識操作っていうか…

siriとかアレクサと同じかな?

ただ、そんなホワイトスネイクさん。お喋り好きが災いしてプッチ神父に怒られたりしてます。

それはFFに緑色の赤ちゃんを見たときの感想を尋ねていた時のことですね。会話を引き伸ばして、その間にFFの下半身が走り去っていくシーンです。

その時は「後ろを見ろっ!」ってプッチ神父に怒られているホワイトスネイクを見ることができます。

そう考えると、プッチ神父が言わなそうなセリフは全てホワイトスネイクがお喋りしているのかもしれません。有名な「オレをなめんじゃあないぞっ!!」「ウショアアア」なんかはホワイトスネイクのセリフであって、プッチのセリフではないんてしょうね。

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ホワイトスネイクさんの性格を考えよう。

本編を見る限りでは割とプライドが高く、計画的に物事を進めるタイプで自分の思い通りにならないとけっこうイライラしちゃうタイプですね。まあ、プッチがこういう性格なので、その性格をホワイトスネイクも反映しているという事でしょう。

プライドが高い

けっこう自分の能力に自信を持っているタイプで自己肯定感と自尊心が強め。なので自分より下だと思っている人に対して解説されたりするとイラッとしちゃうんですね。

FFをプランクトン扱いヴェルサスを藁の家扱いするあたりからこのような性格を伺うことができます。

自分の思い通りにならないとイラッとしちゃう

ディスクを徐倫に奪われた時に最早負け押しみをいう小学生のようなキレっぷりは有名ですね。

このセリフは友人タオのブログで取り上げられて以来ジワジワ来て、個人的にホワイトスネイクを象徴するようなセリフ第一位になっております。

とはいえ完璧ではなく、焦っちゃうあたりが微笑ましい

無線機から聴こえてくるウェザーリポートの声に「こいつは誰だ!?」って素直に焦ってるあたりが予想外の事態に弱いホワイトスネイクらしいですね。

スポーツマックスと一緒に骨を探していた時もどこかに転がってないか一生懸命探してました。カワイイ。

たぶん美那子さんとか嫌い

FFに対して「なあ…質問してるのはこっちだぞ」と言ってるあたり、質問を質問で返されるのが嫌いなタイプですね。けっこう吉良吉影と話が合うんじゃないかな?

ホワイトスネイクのセリフ=プッチなのか?

個人的にはホワイトスネイクとプッチは同じでありながら違うものだと考えております。100%プッチの思い通りに動いていなかったり、プッチの指示に「ワカリマシタ」と答えているあたりが根拠です。

ですがスタンドですから、プッチの一面をより浮き彫りにした存在であると考えます。

ただ、何を言わせるかとかどう指示を出すかはある程度プッチの意思で操作できるんじゃ無いかとは思います。

ラングラングラーヘの指示をホワイトスネイクに一生懸命レクチャーするプッチ神父とかシュールすぎるでしょ。

ホワイトスネイクは無能か否か?

ホワイトスネイクスネイクの良いところ

  • 近距離戦をある程度こなせる
  • 近距離ならそこそこのパワー
  • ある程度離れることができる
  • 便利な幻覚能力
  • モブを好きなだけ操れる便利な操作系能力
  • 会話ができる
  • ある程度自分で行動してくれる

ホワイトスネイクが苦手なところ

  • 徐倫の凄み
  • ウェザーリポートなどとのガチンコの殴りあい
  • 空から降ってくるカエル

こうしてみると、ホワイトスネイクはこれでもかというくらい陰謀向きのスタンドになってます。グリーン・ドルフィン・ストリート刑務所との相性は抜群ですね。死角の多い閉鎖空間だからこそ生きる能力だという気がします。

これがスティール・ボール・ランみたいな馬に乗って走るレースだと強みが活かしきれない可能性がありますが、6部の舞台である刑務所の中では極めて有能なスタンドだと言えるでしょう。

ホワイトスネイクの総評

こうしてみると、黒幕とも言えるボスキャラとしての強さは備えていると言えます。作中ではストーンフリーやウェザーリポートに追い詰められているシーンがあったものの、そこはC-MOONやメイドインヘブンで借りを綺麗に返した形になりますので良しとしましょう。

ホワイトスネイクの見所は、黒幕でありながら感情的でミスも多く、プッチの邪悪で利己的な一面を存分に演出できている存在だと思います。これはザワールドにも、キラークイーンにも、D4Cにもできない芸当です。(キングクリムゾンはディアボロが腹話術的に使用していたシーンが多かったので除きます。)

このあたりに注目して6部のアニメを楽しむのも楽しいですよ!

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