ジョジョ6部 制限だらけの緊迫感!フー・ファイターズ戦を徹底解説!

ジョジョ考察

6部のバトルの中でもかなり面白い部類に入ると思っているフー・ファイターズ戦です。個人的にはラングラングラーも好きだし、ホワイトスネイク戦も好きなのですが・・フー・ファイターズ戦は導入部から解決方法までトータルで見ると、かなりいいバトルなんですよ。

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フー・ファイターズ戦の徹底解説

フー・ファイターズ戦の大まかな流れ

DISCを探しに行くために農場に行く徐倫と兄貴。だが看守は流され、囚人の一人の手錠が爆発。

囚人の中に犯人が紛れ込んでいるということで、徐倫と兄貴の推理が始まる。

いつの間にか人数が増えていて、どいつが怪しいとか、はじめからいたとかいないとかいう展開はサスペンスドラマみたいで緊張感があります。そして、DISCを探すには囚人三人も、看守も50メートル以内にいなければいけないという条件付きなんですよね。こんな厳しい条件下で無事にDISCをゲットできるのか?

そうこうしてるうちに兄貴が謎の敵に襲われてしまいます。

お手本のようなキッスとストーンフリーの使い方で切り抜ける兄貴たち。やっぱり徐倫と兄貴っていいコンビだよね。

ここでいよいよ本格的な犯人探しが再開しますが・・・もはやみんな正しいことを言ってるし、埒があかない。

そこで、わからないからとりあえず三人とも全員ぶちのめすという結論に。

億泰理論ですね。

こういうことは兄貴の方がやりそうなのですが、そうでもない。けっこう兄貴は常識人だからね。徐倫って結構こういうことするんですよね。徐倫と兄貴だといつも兄貴が突っ込み役に回ってるイメージ。

で、フー・ファイターズの正体が判明。三人ともぶちのめそうとしたら三人とも犯人だったっていうね。なんかここで「おぉ〜」って思っちゃうんですよね。

ここからフー・ファイターズとの本格的なバトルが始まるわけです。

フー・ファイターズの大まかな説明(先々含む)

  • 使命でもあり目的でもある「DISCの保護」が最優先である
  • 生命維持のために水が絶対に必要
  • 水さえあれば増殖して復活が可能
  • 「みず」タイプなので「でんき」はこうかはばつぐんだ
  • 知性があり、知性に自信を持っている
  • ストーン・フリーの拳をこじ開けるレベルのパワー エレベーターのドアもこじ開けれる
  • 肉体の記憶を読み取ることができる
  • 人間の肉体には水分があるので、肉体をのっとれば地上でも活動が可能である
  • 分身を作り出すことも可能
  • フー・ファイターズ弾を放てる
  • 人間の体内に入れば内部から一撃必殺が可能(DアンG戦)
  • モールス信号を使える
  • 傷穴を埋められる(応急処置的)
  • プランクトン扱いされてることが多いがミジンコっぽい

フー・ファイターズ戦の見所

バトルが始まると同時にDISCのところに走るという独特の展開ですね。

この話は 「DISCをゲットできるかどうか」が鍵になっているので、DISCの入手が不可能になることが徐倫たちの敗北条件なんですよね。それを理解しているフー・ファイターズは迷わずディスクのところに走るわけです。

フー・ファイターを追えば手錠が爆発するため看守の回収とフー・ファイターズ追跡の2つの工程を同時に行わなければなりません。手錠が爆発する前に・・という時間制限もあるぎりぎりの戦いです。こんなに緊迫感のあるバトルはなかなかないと思うんですよね。

兄貴の見所と名言

そしてこういう追い詰められた時にエルメェス兄貴の漢気には勇気をもらうことができます。

「おい・・・なんだと・・ちょっと待てっ! バカなッ!! おめーブチ切れちまったのかァーッ」

考えてるヒマはねェェェーーーーッ

くそ てめェッ!

さっきのお返しをくらわしてやるぜェェーーーーッ

生理用ナプキンみてーによく吸い取るぜ・・・

決着

周りを水浸しにしてフー・ファイターズに圧倒的な状況を作り出す。もうだめだ!徐倫・・・

と、思いきや徐倫はトラクターを糸で発進させていた。その先には兄貴が。

フー・ファイターズ的には「DISCには指一本触れさせたくない」的な雰囲気ですね。

この優先順位の高さゆえに、徐倫の始末よりもDISCを追うことを優先した。結果的に水分を土に奪われ瀕死の状況になる。

兄貴がとどめを刺そうとしたところを徐倫に救われ、決着です。

フー・ファイターズは自分が存在するDISCへの「恩」のためにDISCを守っていた。これからはホワイトスネイクではなく徐倫のためにDISCを守ってくれないか・・という徐倫の提案。これに対してフー・ファイターズは潔く負けを認めるわけです。

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まとめ

誰が本体なのか?という謎から始まり、直接的なバトルは控えめに、頭脳戦で決着、和解するという流れはジョジョの歴史の中でもあまりない珍しいパターンです。

さらに、看守から離れてはいけない、警告音が鳴り止むまでに50メートル以内に近づかなければいけない、水分から敵を遠ざけなければいけない、など条件の厳しいバトル。

6部の戦いは制限付きの戦いが多いので緊迫感があるんですが、その中でも特に面白い戦いになっています。距離や時間の制限、逃すとDISC回収が永遠に不可能になるという一発勝負感など、他の戦いにはないタイプの迫力がある戦いですね。

戦いの内容もそうですが、これから共に戦っていくフー・ファイターズと出会う回でもあります。大事な回ですね。