岸辺露伴ルーヴルへ行く 原作のあらすじを日本一わかりやすく解説

映画化が発表された「岸辺露伴ルーヴルへ行く」ですが、原作マンガを持ってない人もいると思うので、あらすじをわかりやすく解説します。

映画化におけるポイントや、わかりにくいところも合わせて解説していきます。

今回の話は岸辺露伴がルーヴル美術館に行く話。

ルーヴル美術館とはフランスのパリにある国立美術館で、収蔵品は38万点以上、展示されている美術品は約3万5千点。総面積は60600平方メートルにもなるそうです。(ウィキペディアより)

追記

映画見てきました!感想はこちら!

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岸辺露伴ルーヴルへ行く 

岸辺露伴ルーヴルへ行く ざっくりあらすじ

岸辺露伴が若かったころ。

ある女性から聞いたこの世で最も黒い絵。言い換えるなら「最も邪悪な絵」

それがルーヴル美術館にある…

そのことを突然思い出した露伴は「どんな絵なのか見ておく必要がある」ということで、ルーヴルへ行くことになるわけです。

過去にその「最も黒い絵」の存在を教えてくれたのは藤倉奈々瀬という女性であった。

岸辺露伴ルーヴルへ行く ネタバレあらすじ

漫画の新人コンテスト応募のために露伴はばあちゃんのところに2ヶ月ほど泊まることにした。

いきなり露伴はお風呂場でラッキースケベに遭う。そのラッキースケベの相手が藤倉奈々瀬である。

彼女は21歳なので露伴の4個上である。当時の露伴は17歳だからね。

露伴がスケッチしていると、のぞき疑惑をかけられてしまう。そこで露伴が漫画を描いていることが奈々瀬にバレてしまう。

作品を読んだ奈々瀬は「特別な感じがする」と評しながら「最も黒い絵」の話を始める。

最も黒い絵を描いたのは山村二左右衛門。彼はこの世で最も黒い漆黒の色を発見した。しかしその顔料をとるときに切り倒した大木がまずかった。

お殿様の逆鱗に触れた二左右衛門は処刑されてしまったのだ。

そんな彼が描いた絵を、ルーヴル美術館が買い上げたらしい。その絵を奈々瀬はチラッと見たことがあるとか。

この話をしていると電話がかかってくる。どうやら離婚話のようだ…すると。

何よッ!今度は盗み聞きしてるのッ!?

そして飛び出して行って1週間。

戻ってきたら今度は露伴に抱きついてきた!何なの!

そんな彼女の涙を「今まで見たどんなものより美しかった」と、露伴は感じている。このあとのセリフからも、露伴が奈々瀬にホの字だったのは確定である。

そして完成した漫画を見せる露伴「あなたのために描きました」(ちょっと重いなぁ)

すると…

あなたあたしの事ストーリーに描いたの?

何やってるの?

重くてくだらなすぎるわッ!!

すごくくだらなすぎて安っぽい行為ッ!!

え………!?

こんなものッ!こんなものッ!こんなものッ!

どうしてこんなものをッ!!こんなもの!!

その後は泣きながら謝り…何処かへ消えた。

彼女は一体何だったのか?

その後露伴はデビューして、時が過ぎた。

億泰が露伴の事を「モナ・リザに似てる」と言ったことで、露伴はルーヴルにあるという黒い絵の存在を思い出し、ルーヴルへ向かうことに。

取材ということでルーヴルの担当者に話を聞くと、その「黒い絵」はz-13倉庫にあるらしい。だが、z-13倉庫にあるのは「有り得ない」

??

このことはルーヴル側でもイレギュラーな事態らしく、数名のスタッフと共にZ-13倉庫に向かうことに。

不思議なことに、そこには鍵がかかっており、鍵がない。

無理やりこじ開けて中に入ると、スタンド攻撃のような現象が!そして次々と死んでいくスタッフ!死因は銃撃や溺死だ!これは一体何なんだ?

そして露伴の前に現れたのは…

バアちゃん…!

と、

奈々瀬さん…!!

追い詰められた露伴は自分に「記憶を全て消す」と書き込むことでこの危機を逃れるのでした。

後から調べると、藤倉奈々瀬の旧姓は「岸辺」だった。

というオチですね。

岸辺露伴ルーヴルへ行く 細かいところの解説

ヘブンズドアー問題

昔の露伴がヘブンズドアーを使える的なシーンがありますが、ここは原作設定と少し違うところです。原作では虹村形兆に矢を射たれたことによりスタンドが発現しています。しかし、時系列的にはこの露伴は生まれついてのスタンド使いっぽい感じで描かれており、荒木先生もジョジョの露伴とは少し違う露伴として描いているみたいです。

実写版は「ギフト」として表現されているのでおそらく問題はないでしょう。

すごくくだらなすぎて安っぽい行為

いともたやすくおこなわれるえげつない行為に語感が似てると思うのは僕だけでしょうか。

黒い絵の正体は?

結局ルーヴルにあった黒いものは生物だったのか怨念だったのかがよくわからないのです。

なんか怨念っぽい怪異っぽくもあるし、黒い生物が先祖を見せているようにも見える。(個人的には7部のスタンド使い、アクセル・ローのシビルウォーの能力に近いと思ってます)

黒い生物が怨念と一体化して動き、人の心の中に祖先の罪の記憶を見せて攻撃する。だと…

この辺曖昧な感じがするのが荒木先生テイストって感じですね。

先祖(肉親)が犯した罪が〜という流れでしたが、皆が罪を背負っているとは考えづらいし。実際職員の息子ピエールは溺れただけで罪を犯したわけではないです。いずれにせよ、現れた先祖(肉親)に触れられたら死ぬっていう感じですね。

ここちょっと分かりづらいので、わかりやすく変えられる可能性もありますね。

藤倉奈々瀬はなぜ現れた?

二左右衛門の妻として、黒い絵を完全にこの世から消したかった。絵の怨念を止めようとした。

露伴に黒い絵の存在を伝えてみたり、露伴にいい思い出を作らせない(自分への想いを切る)ためにこんなものこんなもの!!してみたりと色々と行動には不思議な点が多いです。

黒い絵を無くしたいなら、もう少し具体的なメッセージがあってもいいような気も。

結果的には開放されたんですけどね。

あの時漫画を切り裂かれていなければ、藤倉奈々瀬に露伴が触れてしまっていた…ということで露伴は助かるわけですが、そのあたりは雰囲気で持っていった流れですね。

原作に関しては細かいことはいいっこなしで雰囲気を楽しんだほうがいいのかもしれませんね。

岸辺露伴ルーヴルへ行く ヘブンズドアーについて

露伴のヘブンズドアーは自分を本にして読むことはできない設定でしたが、自分への書き込みはOKということになっています。

おそらく、「フランス語を話せる」という書き込みを自分と泉に書き込んでフランスに旅立ちそうです。そしてこれが最後のオチへの伏線になりそうだな〜と個人的には思っています。

岸辺露伴ルーヴルへ行く 言葉はどうする?

高橋一生と飯豊まりえが全編フランス語で話すというのは想像できません。

野口は通訳で日本人っぽいけどな。野口が全部通訳するのもあれだし…

ですので日本人キャストは日本語、フランス人キャストはフランス語で話すんではないかと思われます。

なぜかフランス語を理解している・・という点は「 フランス語を理解できる」という書き込みで成り立たせるのかな。

「なんでかフランス語が分かりますゥ〜〜!私天才かも!」とかいう泉京香が想像できますね。

ジョジョでも康一くんがイタリア語できるようにしてもらってましたしね。

岸辺露伴ルーヴルへ行く 長さはどうなる?

1時間45分くらいなんじゃないですかね。(適当)

オリジナルも漫画としては長編ですが、二時間フルで使うほどの尺は取れないでしょう。

冒頭部にヘブンズドアーの説明を兼ねたいつもの二人組登場。

フランスに行くことになるきっかけ。

過去回想。

フランスで散策。

ルーヴルで事件が・・・

エピローグ。

という流れかなぁ。

岸辺露伴ルーヴルへ行く 志士十五は登場するか?

原作にはない展開ですが、 パリという舞台において露伴と京花の二人旅というのは少し物足りないような気もします。

ここに志士十五も絡んでくると、会話やジョジョっぽいノリとしては非常に雰囲気が出ると思うんですけどねェ・・・・

泉京香は十五の担当もしてるっぽいことがじゃんけん小僧のラストで明らかになりましたし、あれも伏線の一つかなと思ってるのですが、どうでしょうか・・・

なんとなく、露伴と泉だけでは心細いような。

誰かに似てるとおもったらモナリザだ!って原作では億泰が言うのですが、もしかすると映画版だと志士十五が言うかもですね。

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岸辺露伴ルーヴルへ行く まとめ

ルーヴル美術館を雰囲気良く使いながらもシンプルにまとめられている原作!に対して「映画」ということでどうサスペンスっぽさを追加してくるかが見どころだと思っています。

そして現地フランス人役の言葉と日本人な露伴達の言葉をどう違和感なく繋げていくのか!?

ルーヴル美術館でのロケはどこまでリアリティのあるものになっているのか?

5月が待ち遠しいですね!