岸辺露伴ルーヴルへ行く 映画版感想! 良いところも悪いところもあるのが正直なところ。これは賛否両論あるかもしれないなァ

岸辺露伴シリーズの感想と考察

このピポ最大の幸福は、仕事の定休日が金曜日ということだ。

もしあなたが平日に定休日が取れるなら、迷わずに「金曜日」を定休日にすることをおすすめしたい。

なぜなら!映画の公開初日に見に行けるからだ!!

さっさと見に行こう。もたもたすることもない・・・

見に行くなら当然!「朝イチ」だッッ!!それが流儀ィィッ!!

というわけで早速行ってきましたよ。岸辺露伴ルーヴルへ行く。

岸辺露伴は動かないのドラマ化から始まりついにここまで来たかという・・・感慨深いものがあります。実写化してくれてありがとう・・・それしか言う言葉が見つからない・・・

そして映画を見る前の自分は完全にジョジョランズの警察官の気分ですよ

更に興奮・・・して・・・・・・・・来た

映画化が発表されてから結構あっさりここまで来ましたね。5ヶ月なんてあっという間です。

最初に言っておきますが、今回の記事はぜひ映画を見てから読んでいただきたい。

タイトルにも書きましたが、個人的には賛否が分かれる映画だと思っています。

だからこそ自分なりの感想を持ってからこの記事を読んでほしいなと思います。

共感できたら拡散してもらえると励みになります。

この先、ネタバレ注意!!

スポンサーリンク

岸辺露伴ルーヴルへ行く 映画 感想

岸辺露伴ルーヴルへ行く あらすじ

この辺はもはや説明不要でしょう。ファンは内容は知ってると思うし、このブログを読んでるってことは見に行った人だと思うんで、ここは省略します。

あらすじに関しては過去に書いてるので気になる人はそっちを見てください。

岸辺露伴ルーヴルへ行く 映画版 総合的感想

毎月ジョジョランズの考察ブログを運営してるくらいの熱烈な荒木先生ファンとしては手放しで評価できないというのが正直な感想でしょうか。まあ、トータルは悪くはないし、よかったんですよ。ただ、やはり気になる所がないわけではない。

荒木先生が原作で、岸辺露伴の映画とはいえ、僕は安易に神映画とか言いませんよ。ファンだからこそ最大級に厳しいですよ。

とかいいながら早速褒めますけど、原作を掘り下げて脚本を作っていたのが素晴らしい。

ツッコミ所はそれなりにあるけど、まあそれはのちのち。

ドラマの方がコンパクトにまとまってていいなあと思ったのがちょっとアレな点かなぁ。

岸辺露伴ルーヴルへ行く 映画版 キャスト考察

岸辺露伴

もはや説明不要の高橋一生さん

「瀕死の奴隷」 のポージングはなかったなあ〜まあ、仕方ないか…

時系列的にはホットサマーマーサの後ですね。バキンの鳴き声が聞こえたし。

今回はキメどころ的なシーンが無いのでドラマ版ほどの迫力はなかったような気がしました。

z-13倉庫でもっとうわああああああああしてほしかったんですけどねえ。

若い岸辺露伴

長尾謙杜さんが若い頃の岸辺露伴やってました。

若さ

を強調したかった演出上の狙いがあったのかな〜とも思いますが…

若い頃の岸辺露伴というよりは、ただの若者じゃんというのが正直な感想。

奈々瀬役の木村文乃さんとの年齢差も相まって、ちょっと違和感がありましたね…

アントニオ・カノーヴァの「アモンの接吻で蘇るプシュケ」のポーズも無かったね。やっぱりああいうのは荒木先生の絵でないと駄目なんでしょうね・・・。

泉京香

すっかりイメージが定着した飯豊まりえさん。

ダークな世界観の中で唯一と言っていい明るい感じがナイスなキャラ。

彼女がいないと話が重くなり過ぎちゃうんでしょうね。お父さんのエピソードとか、良かったと思います。

山村奈々瀬

原作では藤倉でした。で、原作設定は21歳だったので大丈夫かな〜と思いましたが…まあ・・・雰囲気は申し分ないんですよね。あの感じは若い女の子(失礼、悪気はない)じゃ出せないのかも

影のある感じがよく出てた感じでよかったです。

あえて伸ばしまくったであろう黒髪のロングヘアがいい雰囲気出てました。(キレイにカットされてるのも変ですからね)

あえて露伴の婆ちゃんに多くを語らせない事で、幽霊的なものであったという設定に矛盾が出てなくて、そこはいい改変だったと思います。

原作は21歳設定。今作品は特に語られてないですが、20代後半に見えてしまいます。その辺のバランスが大変だったと思います。

実写版恒例の二人組

今回は古美術品屋さんでしたね。

露伴のおばあちゃん

タバコ吸ってたら婆ちゃんに知らせなさいよ。のくだりはちょっと欲しかったな。

あと、個人的にはz-13倉庫に再登場して欲しかった。

ルーヴル職員 野口さん

美波さんが演じてた野口エマ。フランス語と日本語の 感じにがすごくリアルだった。死ななくて良かったと思える登場人物。

東洋美術学芸部門の責任者 ゴーシェ

安藤政信さん演じる辰巳龍之介になってました。

しかし、罪を犯した者が死ぬ、という表現のための噛ませ役に…

正直いらなかったような気も。

警備管轄の消防士2名

しっかり出てきたし、絵が燃える事を違和感なくつないだ感じで隠れたMVPだと思う。

後述するけどフランス人だったが故にセリフがカットされていたのが残念だった。

山村二左右衛門

山村二左右衛門の追加エピソードはよかった。高橋一生さんが演じてるというのもグッド。

岸辺露伴ルーヴルへ行く 映画版 脚本考察

良かった点

山村二左右衛門の追加エピソードはすごく良かった。原作だと木を切り倒して処刑されただけだからな。弟が裏切ったエピソードも良い。

あと、役人が来るシーンはウェカピポと義弟とグレゴリオ感があって何気にテンションが上がってしまった。

呪われろ!この犬どもがぁーとかあったら最高でした。

原作では野口(エマ)が即死でしたが今作では生きています。

罪に関しては逃げられないレベルで追ってきますが、罪ではなく後悔に関してなら死ぬほどではなく生きてることもあるって感じでしたね。

消防士二人は悪いことしてましたからね、辰巳も。

残念なポイント

露伴の過去エピソードがねえ…

まずラッキースケベシーンがない!原作ほどじゃなくてもいいんだけどあのシーンは欲しかった。荒木先生の言うクラシックな恋愛要素ってあのあたりじゃないの?エロティック・サスペンスっていうよりはホラーサスペンスだったかな。

その後の悪いのはうちのババアだ…のセリフももう少し露伴らしさが欲しいところ。原作読んだ?

マンガの原稿もね…たぶんあれ描いたのは荒木先生じゃないよね…荒木先生なのかな・・・でもデビュー前の設定だから荒木先生が描いたらそれこそリアリティがなくなっちゃうか。

また覗き見してるの!?とかもねえ。携帯電話持たせたくなかった気持ちはわかるんだけど、原作未読だとあれマジでサイコパスすぎるよね。あれは盗み聞きの方が個人的には好き。

からの露伴くんっである。

もう完全に???だよね。原作読んでてもちょっとなあと思ったもん。

そしてあなたを守ってあげたい でしょ?

原作は歳の差せいぜい4つくらいなんでそんなに違和感ないんだけど、映画だと歳の差あり過ぎて守ってあげたいにすげー違和感がある。

そこからの「重くてくだらなすぎるわッ!!すごくくだらなすぎて安っぽい行為ッ!!

こんなものッ!こんなものッ!こんなものッ!

ここまじでビビるくらいの勢いが欲しかったなあ。見ながら畳の心配しちゃったもんな。

結構厳しい評価してますけど、次のページで総評まとめていきますね。