僕の持っているベース教則本のランキングを発表します。僕が持っている教則本は全部で五冊しかないんですけどね。(一部大人向けの表現が含まれていますのでご了承ください。)
5位
第5位は地獄のメカニカルトレーニング・フレーズです。MASAKIさんの本ですね。
・テクニカル度 A ・上級者向け度 A ・メタル好き向け度 A
僕の大好きなブックオフで見かけたので買いました。
概要
本の構成としては、課題フレーズ+類似フレーズ難易度別に3種類。左手、右手、リズム、など、色んなセクションに分かれていて、強化したいポイントを鍛えていくようなトレーニング本。
全体的にフレーズが早弾き寄りというか、メタル系のテクニカルフレーズが多いので、ドリームシアターみたいなテクニカルプレイに憧れてる感じの、上級者の方にオススメしたい一冊です。
5位にした理由
何故これが5位かと言うと、僕が初心者だからです。初心者向けの教則本ではないですね・・・
一応一通り、難易度「松」のフレーズは弾いてみたのですが、それでもけっこう難しい。全体的に音符が細かく、見た瞬間に「難しい感じ」がします。じっくりテンポを落として取り組めばいいんでしょうけどね。
僕ももう少しレベルが上がったら再チャレンジします。
というか、この地獄のメカニカルトレーニングシリーズいっぱいあるんですね。
そしてアマゾン安い。僕ブックオフで六百円ぐらいで買ったんだけど・・・
四位
4位はベースバイブルです。
・バラエティパック度 A ・フレーズが多い度 A ・説明解説 C
概要
1000を超えるショートフレーズの数々。難易度も易しいものから難しいものまで色々。それも順番バラバラなので、不意打ちで難しいのが現れます。
イメージ的に、子供の頃に見た絵本の「はじめまして せかいちず」「Maps」みたいなイメージ。王道ロックフレーズ、ソウル、モータウン風、ファンク、キューバ風、アフリカンリズム、モダンリフ、ジャコ風etc…まさにベースフレーズのバラエティパック!プレステージ八時間二枚組DVD!とか、ソフト・オン・デマンドベスト16時間!とか、ああいう感じに近い。素人、ナンパ、女子高生、人妻、熟女、ワーキングガール、部活、NTRなんでもこいやって感じの詰め合わせ。(僕は地味に時間停止ものも好きです)
ベース教則本としてはやや高めの5000円超えというところが欠点ですね。
どんな人におすすめ?
一通りテクを身につけた人が、世界を広げるために数多くのフレーズを弾きまくるにはいい本だと思います。
例えて言うならベースフレーズの世界旅行!
中でもラテンやアフリカンリズムに関しては集中して取り組むことでリズム感や日本にはないノリを出すことができるようになるかもしれません。
世界は広い!
3位
第3位は、石村順さんの「ベーシストのリズム感向上メカニズム」
・理論度 A ・とにかくリズム度 A ・シンプルだけど根気がいる度 A
概要
とにかくベーシストに必要な「リズム感」「タイム感」「グルーヴ」に特化した内容になっております。ちょっと弾けるようになってきて、調子に乗ってる人の鼻を叩き折るには最高の内容です。僕の鼻は折れました。もともとそんなに高くない鼻ですがそれでも折れました。
3位の理由
とても大事なことが書いてあるんですが、じっくり習得していく、そして時間をかけて理解していくタイプのロングスパンで勉強していく内容になっております。
そして、やや文字と理論が多いので「理解が難しい」というところが気になるところではあります。途中でよくわからなくなってきますので、僕もまだ全然理解できてません。目標としては来年の今頃には90%くらい理解できてたらいいなっていう感じですね。
どんな人にオススメ?
リズム感が大事なのはわかるけど、なんでよ?っていう理由を知りたい人。クリック練習のバリエーションが欲しい人。表現力を高めたい人にオススメです。内容の完全理解に時間がかかる本だと思うので、ベースを始めた時からこのリズムトレーニングに取り組んでおくと「 リズムの土台」ができますので、ベーシストとしての自信をつけることにもつながります。
よって、
・リズム感を通して演奏に自信を持ちたい人
にオススメの一冊となっております。
第2位
第2位は、はじめてのジャズベース
・大人度 A ・満足感 A ・フレーズの幅度 C
概要
ジャンルの一つである「ジャズ」
ジャズにおけるベースラインを簡単なものから難しいものまでステップアップで練習できます。初級から上級まで曲が用意されており、その曲に使われている理論の解説も載っています。
2位の理由
やはり楽器を練習するからには、「曲が弾けた!」っていう実感が欲しい。それを一番実感できたのはこのほんですね。
曲を通して技術向上につなげることができる実践的な内容と、初心者から上級者までカバー出来る守備範囲の広さが素晴らしいです。
どんな人にオススメ?
ジャズに挑戦してみたい人はもちろんですが、割と大人の初心者ベーシストにオススメしたいと思います。
僕の父親が退職したら何をしたらいいか悩んでいたので、もし興味があるなら楽器でもと思ったんですよ。でも、還暦過ぎた人がロックとかやるか?というと、たぶんやらない…そういう年代の人にオススメできるジャンルはジャズなんですよ。なので、僕はもし父親がベースを始めたらこの本をプレゼントします。やらなそうですけど。
ジャズの教則本って五線譜のものもあったりするんですが、これはTAB譜なので安心ですね。
第1位
第1位は!
だいたい気づいてる人もいるかとは思いますが、あれですね。
1日に3つのフレーズを15分ずつ弾くベースワークアウトブック。噛めば噛むほど味が出てくるスルメ本。
・ワークアウト度 A ・シンプルで丁寧度 A ・オススメ度 S
概要
基本となる1フレット1フィンガー、クロマチック、跳弦、オクターブ、ハンマリングやプリング、スケール、コード、アルペジオ、ピック、スラップ、リズム練と広く浅く全範囲を網羅。フレーズ自体はシンプルなものが多いので、練習に時間を使うことができます。1ページ15分で終わるようになっているので、忙しくて時間のない人でもコツコツ進める事ができます。
色んなプレイを網羅しつつも細かくチャプターを分けているDVDのような丁寧な作りを感じます。雑なチャプター分けって不便ですよね、ぶつぶつ。この本はそんなことはありません。
1位の理由
基礎的な要素を全てカバー出来ているのと、慣れたら慣れたでテンポを上げたりして難易度を調整できます。できたなと思っても振り替えて戻ってくると意外とできてなかったりするので、日々の基礎練として使うのもマルですね。
フレーズの効果効能を一つ一ちゃんと説明してあるのもポイントが高いです。フレーズ概要しか書いていない本もあるのですが、この本は非常に説明が丁寧です。
ほとんどのフレーズの基本テンポがBPM90に設定されているので何度も高すぎず低すぎず。「できない!」と言って放り投げることが少ない本といってもいいと思います。
唯一気になる点は、参考音源がQR読み込みによるYouTubeであることでしょうか。正直僕はCDの方が使いやすいなと思いました。いちいち読み込んでると練習のテンポが悪くなるので、この一点だけは工夫が必要な点ですね。
どんな人にオススメ?
初心者で、どの教則本を買ったらいいかわからない人や、本当の初心者向け教則本を終えた人、自分の得意と苦手をはっきりさせたい人などオススメできる人は結構多いです。
具体的に言ったらベースを始めたばかり〜2年目ぐらいの人にオススメですね。3年以上やってる人には物足りない内容かもしれません。
最後に
今のところのランキングですので、またしばらくしたら更新すると思います。新しい本を試した時はまたレビュー書きます。
しかしベースワークアウトブックは強いですね。初心者向けという意味では今の所隙が見当たりません。この先はどうなるのでしょうか 。
教則本で迷っている人は参考にしてみてください!
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