ヒュンケルの鎧の魔剣について考察してみよう

ダイの大冒険徹底考察

今週のダイの大冒険でヒュンケルさんがアムドする前に、鎧の魔剣を冷静に考察してみよう。

ちなみにこの記事は既にダイの大冒険を読んでいて、この先何が起こるか分かっている人に向かって書いています。
今週のアニメではどうなるの!?とワクワクしている人にとってはネタバレになってしまうのでご注意ください。

スポンサーリンク

鎧の魔剣の基本性能

魔界の名工であるロン・ベルク作の鎧の魔剣。

ネーミングだけ見ると剣なの?鎧なの?というネーミングですが、性能を見てもボリュームを見ても、どう考えても鎧にウェイトを置いております。

作中では味方側の武器としては割と強い方に入ります。(といっても真魔剛竜剣やダイの剣、覇者の剣とは比べようもないくらい弱めですが)

剣の鞘が鞘とは思えないほどにゴツいデザインになっております。それに対して刀身はかなりシンプルですね。

鞘ごと剣を構えて、アムド!と叫ぶと鞘が変形して鎧になります。

変形、変身という子供の好きな要素を一気にぶち込んできた演出。子どもの頃はハマったなあ…

作中割と壊される事が多い鎧の魔剣。ですが、ロン・ベルク作の装備は自己修復機能がついていたり、捨てても持ち主の所に戻ってきたりと装備そのものが装備のメンテナンスをしてくれるという素晴らしい性能を持っています。

スポンサーリンク

鎧の魔剣のメリット

では、ここで鎧の魔剣のいい所を取り上げてみます。

まず、呪文を受け付けません。
作中ではギラ系やイオ系、ヒャド系の攻撃呪文は一切効かないという描写になっております。

こうなると、単純な物理攻撃でヒュンケルの技術を上回らない限り勝機は無いということになります。魔法使いにとっては天敵とも言える鎧ですね。

次に持ち運びと着脱が便利です。
鎖に繋いでいるところを見ても、剣と鞘だけでもかなりの重量はありそうですが、ヒュンケルの筋力なら問題ないみたいです。

そしてアムドの一言で全身鎧を戦闘中に着用できるのはとても大きいと思います。

さらに、剣に関しても変形機能がついております。鋼鉄のムチのような形になり、射程距離が伸びます。どことなく阿散井恋次の蛇尾丸を思い出しますが、あれよりは細身ですね。

以上の事を踏まえると、鎧の魔剣と言うのはかなりトリッキーな初見殺し武器ということになります。

呪文もメインの攻撃手段になりうるダイの大冒険の世界において、攻撃呪文が全く効かないというのはかなりの動揺を与えることができます。

比較的遠距離にいるうちは攻撃呪文を使う敵が多いので、一気に間合いを詰めて闘魔傀儡掌で拘束するなり、ブラッディスクライドで一突きにするなり、先手必勝の一撃必殺戦法を使えるところが鎧の魔剣の最大のメリットですね。

何気に剣としての能力も作中では割と高い方になります。いちおう真魔剛竜剣を折りますからね。

ここまで見ると、鎧の魔剣すげー!

って思うじゃないですか…

敵の時は強いんですが、味方になると微妙な性能に変わってしまうのがこの鎧の魔剣なんですよね…

スポンサーリンク

鎧の魔剣の微妙な点

まず変形機能に全く戦略的優位性(タクティカルアドバンテージ)がありません。ビッグボスに指摘されそうです。

戦場に出ている以上、最初から着ておけばそれでいいのではないかと。

鎧の魔剣自体が重いことを考えれば、脱いだら早いというシルバーチャリオッツアーマーテイクオフみたいな展開にもならないわけだし…アムドで身につける利点がほぼないんですよね。

街中でのゲリラ戦には有利かもしれませんが、不死騎団の性質上そんな事もないわけだし…

そして次の指摘点は…

鎧としては結構脆い。

さすがにモブ的な奴らの攻撃ではビクともしませんが、そこそこのランクの敵の物理攻撃だとあっさり鎧が破壊されます。ハドラーのヘルズクローにも貫かれるし、ラーハルトの通常攻撃で粉々になるし…

ロンベルク作とはいえ、防御力には限界があるみたいです。

そして、穴が空いた鎧は…

呪文が通るようになってしまうんですよね。

むしろ、鎧の内部にメラゾーマをゼロ距離で流し込まれたりしてます。

電撃であるライデインにも弱いので、竜の騎士に対してはあまり防御力は期待できません。

ダイの大冒険はけっこう「闘気」がモノを言う世界で(だから竜闘気を操る竜の騎士は強い)、その設定故に金属が脆いんですよね。

というわけで、圧倒的な闘気を持って襲いかかってくる敵や、物理攻撃力が高い敵に関しては、回避かガードを徹底するしかない。

まあ、この鎧の魔剣の弱点が、後半のヒュンケルの戦い方の壮大な伏線になっているんですけどね。ヒュンケルの戦い方は以下の記事で確認できます。

ロンベルクになったつもりで改善してみよう

思い切って鎧機能を廃止する

アムドの声に反応して変型する機能は素晴らしいので、音声認識で形を変化させるような魔剣にしたら良かったのでは。槍、剣、大バサミ、双剣、鎌あたり?なんか烈火の炎の鋼金暗器みたいな感じになっちゃうかもしれませんが。

鎧ではなく盾にする

このアイデアは後にマァムの魔甲拳に採用されます。

大剣にして、ガード機能を追加する

モンハンじゃないけど剣を大剣にして振り回す。
ヒュンケルってあんまりパワー型の印象が無いんですけどね。パワーならクロコダイン、スピードならラーハルト、タンク役ならクロコダイン…

あれ?

ヒュンケルの立ち位置って…

実はスピードもパワーも半端?

まあ、暗黒闘気やら光の闘気やら、カウンターやら割と危なっかしい戦い方をするキャラクターですからね。

まとめ

子供の心をつかんで離さなかったアムドとヒュンケルの鎧キャラ。新アニメの見所としてはアムドの変形シーンがどうなるかということと、ブラッディスクライドの演出ですね。少し先の話にはなりますが、鎧がどうやって破壊されるのかもファンとしては楽しみの一つとなっております。





スポンサーリンク
ダイの大冒険徹底考察
スポンサーリンク
面白かったなァ〜と思ったらシェアしてもらえると嬉しいです
考察白書

コメント