社会人になるとあまり時間に余裕がなかったりします。でも趣味のために一定の時間を確保したい。そんなわけでどんな時間帯に何をしたら効率がいいのか、時間帯と練習法を考察してみたいと思います。
夜に向いている練習は?
僕の場合ですが、夜に基礎練習を行うと眠気がやってきます。ちょっと頭を使わなくてはいけないスケール練習などはそうでもないのですが、結構単調になりがちなクロマチック、2フィンガーやオクターブ奏法の練習などをしていると眠気がやってきます。たまに目をつぶりながらやってます(それはそれである意味すごいが)。
そう考えると夜練に向いているのはもう少し頭を使ったり、運指が複雑な練習。もしくはコピーの練習をするのに向いている時間なのでしょう。
また、比較的動きが激しいスラップや、スラップがらみのゴーストノートなんかも夜練科目にはいいのかもしれません。
朝に向いている練習は?
夜と違って朝はボーッとしています。究極に眠い時は練習さえもできませんから、眠いながらもベースを抱えてはいるという状態ですね。
この時は単純なリズムトレーニングやクロマチック、目が覚めがちなストレッチ運指など、身体に喝を入れる練習が良さそうです。いきなりスラップしてもいいのですが、それで家族を起こしたくありませんからね。
応用編 サンドイッチ練習法
少し長いフレーズなんかを練習したり、耳コピをしたり、譜面を参考にしながら弾くのもそうなのですが、とりあえず運指やフレーズを暗記しないと話にならなかったりしますね。
確認のためにチラッと見るのはアリですが、譜面を追っている状態だと運指もドタバタ、変な音鳴らしたりと演奏状態はひどいことになっている可能性が大。逆を言えばバッチリ記憶してさえいれば運指もリズムもスムーズだったりします。(そもそも覚えてもいないフレーズなどスムーズに弾けるわけが無い。譜面を目で追いながら正確に弾けるならそれはそれで素晴らしいことだが)
そこで寝ている間も記憶は残るという理論を応用して「寝る前にフレーズ練習」→「起きた後に復習」をすれば、 より記憶の定着が促されて、上達が早くなるのでは?という理論ですね。まあ、まだ立証されていないのですが・・・
前に寝る前に弾けなかったフレーズが一晩寝たらできるようになっていた、んどという奇妙な現象も起きましたから、以外とこのサンドイッチ練習法はいいのかもしれません。
練習時間を分けることで突然の事態にも対応出来る
社会人たるもの急な誘いが断れない時があったり、思ったより仕事が大変で疲れきってしまう時もあるでしょう。子供の寝かしつけをしていたら一緒に寝落ちして、夜練ができないこともあるかもしれません。
そのリスクを回避するためには朝と夜の「分散練習」を取り入れるといいと思います。
基本は朝の配分を多めにした方がリスクは少ないです。(もちろん朝寝坊しがちな人は違うのですが・・・)
隙間時間を使う練習も有効です。15分でも運指練習を行えば、チリも積もれば山となり10日間で150分の運指練習になります。15分はコピーに取り組むには少し短い時間ですが、運指やスケールを覚えるのにはいい時間だと思います。
できるなら25分集中に5分休憩のリズムで練習に取り組むポモドーロテクニックを使ってもいいと思います。
とにかく練習は続けよう
たくさん練習するのはいい事なのですが、学生と社会人は違う。効率よくペース配分を考えながら練習時間を確保したいものです。
一度にたくさんやるよりは、少しずつでもコツコツ続けていくほうが飽きずにずっと続けられる気がします。
飽きてやめてしまうのは勿体ない
高校時代までギターを弾いていた身としては、細々とでも続けておけばよかったなということ。ケチらずにプリアンプでもマルチエフェクターでも買っておけば、狭いアパートでも練習はできた。やはり生音ではモチベーションが上がらない。
少なくないお金をかけて、そこそこ練習にも時間を費やしたなら続けることで確実に「楽しい」瞬間がやってくる。そこに辿り着かずにやめてしまうのは本当に勿体ない。
練習を地道に続けて楽器を一生の趣味にすると、何かいい事があるかもしれません。
コメント