【ざっくり解説6】 ぜひ頭の片隅に入れておきたい「新曲を選ぶ際の3つのポイント」

音楽の習慣

成功する音楽家の新習慣 練習・本番・身体の戦略的ガイドのざっくり解説です。とても文字が多く、分厚い本なので読むのに時間がかかるのですが、「言われてみると確かにそうなんだけど、けっこう忘れてること」がたくさん書いてある本です。楽器の初心者からある程度演奏できる上級者の方まで、何かのヒントになればいいなと思い、この習慣に関するポイントを自分なりにまとめてみました。

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新曲の選び方

音楽をやってて楽しい瞬間の一つは新曲に取り組むことですよね。ですが、どんな曲を選ぶのがいいのか考えたことはありませんか?

実はこういう悩みを抱えてる人って多いんですよ。

自分の好きな曲をやってるだけでいいのか、簡単な曲では自分の実力がアップしないんじゃないか。「人生は選択の連続である」とは誰かが言った言葉ですが、自分のセレクトは果たして正しいのか間違っているのか。そこが不安だからみんな調べ物をすると思うんですよね。今回はそんな選択の基準がなんなのかを明確にしてみようと思います。

1 自分の音楽の好み

レッスンを受けていて、自分の好みと全く違うジャンルの課題が与えられたらどうしますか?

「僕はジャズが好きなのに、ノリノリのファンクミュージックの課題が出たぁん!」

まあ、やる気が出ませんよね。

自分の好きな音楽であることが重要です。クラシック音楽を志している人がメタルを選ぶことはないでしょうし、パンクバンドのメンバーが突然ジャズのスタンダードをやり始めたりはしないでしょう。

好きこそ物の上手なれ。大前提として好きなジャンルであることが重要です。

2 自分の演奏の実力

自分の演奏能力をはるかに超えた曲は選ぶべきではないそうです。

初めて1ヶ月くらいの初心者の方がライトハンドタッピングに取り組んでも、それは無理でしょっていう話です。奏法的な難しさもそうですが、曲のテンポによって指が追いつかないだとかなんだとかっていう話も出てくると思います。原曲のフレーズ難易度や、テンポも注意してみる必要があります。

初見で楽々弾くことは無理だとしても、練習すればできるようになるだろうという曲を選ぶのが重要です。これ、なかなか難しいんですけどね・・・

3 計画

短期的な計画と長期的な計画をもとにして曲を選びます。

短期的な計画というのは、近いうちに発表したり、動画あげたり、ライブやったりするための目標ですね。

長期的っていうのは自分がどういう音楽家になりたいかっていう目標です。なんでも弾けるようになりたいならいろんなジャンルを弾いた方がいいんでしょうし、特化するなら偏っててもいいんじゃないですかね。

趣味レベルでやるなら偏りがあってもいいと思いますし、幅広いバックグラウンドが欲しいのであれば、いろんなジャンルを勉強していくのが有効なんじゃないかと思います。

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具体的な目安

1〜2週間でマスターできる曲を選ぶのが具体的な目安としては丁度いいそうです。

パッと譜面を見たときに、比較的簡単に形にできそうだなっていう印象を受ける曲がいいんじゃないかと思います。難しい部分が1〜2箇所あるぶんにはいいと思いますが、何箇所も難しいフレーズがあると、自分の実力を超えてしまってる可能性があるのでそういう曲はやめた方がいいと思います。

「あ、これ簡単に演奏できそうだな!」って思える曲を丁寧に仕上げていく方がいいと思います。

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実力の限界に挑むべきではないのか?という疑問について

曲は自分の限界に挑むべきではないそうです。限界に挑むべきは「テクニック」「音楽的領域」の部分で、曲で自分の限界に挑むべきではないと書かれています。

脱力した状態で演奏したり、心に余裕を持って演奏するためには実力の限界を超えてはいけないんですよね。

本には書いていなかったのですが、自分の実力を100だとすると、70くらいで弾ける曲を選ぶのがいいんじゃないですかね。余裕がないと、「音楽としてどうなのか」っていう話になるんですよね。

今回のまとめ

新曲の選び方をまとめます。まとめると、

「実力に合った好きなジャンルの曲を、計画的に選んでいく」ということになります。

とはいえ、自分の実力を正しく判断するのも難しいと思います。そういった意味では、ベース講師の方のレッスンなんかを受けてみたり、実力に合った曲を選んでもらったりするのもとても有効な手段です。

いかがでしたでしょうか。僕は曲は好きなものを漠然と選んでいたのでこういう選び方があるなんて知りませんでした。

この基準を参考にして、ぜひ新たな曲に挑戦してレベルアップを目指してみてください!

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