内容が非常に細かくて読むのが大変な「成功する音楽家の新習慣 練習・本番・身体の戦略的ガイド」。これを細かいセクションに分けながらざっくりとした要約を解説していくシリーズです。前回は練習の五つの領域についてざっくり解説をしました。
今回は練習計画の立て方と計画を立てるのに便利なツールについての解説になります。
上手な練習計画の立て方とは
課題と時間を扱いやすい単位に分けるといいそうです。例えば課題がリズム練習だとしても、月300分のリズム練習をする!では一日どれくらいやるとか、なんだか曖昧で分かりにくいですよね。ですが、これを「一日10分のリズム練習に取り組む」とかに分けて、目標と取り組みを細分化します。こうすると扱いやすい単位に分けることができます。
練習計画を立てるのに便利なアナログアイテム
このような練習計画を立てるのに便利なアイテムは、なんと「紙とペン」になります。何かを考えたり具体的にする時にはパソコンやスマートフォンに打ち込むより自分のやり方手を動かして紙やノートに書き込んだ方が良いそうです。
僕は昔からノートが好きなので、ノートや紙に何かを記録していくのは苦になりませんね。
練習シートの例とメリット
こちらは「成功する音楽家の新習慣」の公式サイトからダウンロードできる練習シートです。実際に書き込んでみました。
頭の中で漠然と把握している曲の扱いや、取り組むべき課題が一目でわかるのがメリットですね。今練習中の曲はどの段階にあるのかを把握できるというのも大きなポイントだと思います。こうしてみると、今僕は発表できるような曲もなければ、新曲に取り組んでいるわけでもないんですよね。そこそこ弾ける曲をだらだら引いて練習してるっていう感じです。これではあまりうまくならなそうですね(苦笑)
練習シートのデメリット
練習シートは課題を一覧として俯瞰できるのはとてもいい方法です。あえてデメリットを挙げるとすれば、それぞれの課題を深掘りしていくにはちょっと書くスペースが足りないです。なので、細かい課題や改善点などを自分で見直す時はノートを使うのが有効です。
ノートの使い方
ノートの使い方は人によって違うので自由かなと思うのですが、個人的にはスマートノートの使い方をするので、見開きで右ページから書き込みます。
右ページには事実や結果をを書き込んで、左ページには事実に対してのアドバイスや改善策を書き込みます。右ページは生徒、左ページは先生って感じで一人二役レッスンをします。次の日に練習するときは左側のページを見て、何を練習するべきかを意識します。
人って意識しないと漠然とした練習をして満足しちゃうんですよね。でも、それって身にならないことが多くて、時間だけが過ぎていくという非常にもったいない時間の使い方なんです。漠然と2時間練習するよりは、意識を集中して1時間やったほうがいいんじゃないかと思います。
まとめ
まとめると、練習は計画と記録をしたほうが、効率的に練習できる。そして、計画や記録には紙に書くというアナログな手法がとても有効だということですね。成し遂げたい何かがあるなら、毎日記録をとって意識するのがとても有効な手段だというのは聞いたことがあります。もしここまで細かくやるのは無理だなあと思ったら、箇条書きで5行日記をつけるのもアリですよね。何かの参考にしてみてください。
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