【漫画考察】ダイの大冒険徹底考察 フレイザード戦時系列まとめ

ダイの大冒険徹底考察

一話ごとに感想を書くのが大変になってきてしまったので、大枠で囲って追記しながら更新していくことにします。

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信号弾打ち上げ〜エイミ登場

フレイザード戦のエピソードはとりあえず「信号弾を打ち上げようぜ」っていう話から始まります。比較的戦況が拮抗している状態なら信号弾もアリですが、確実に魔王軍優勢の中信号弾を打ち上げるというのは残党がここにいますよとアピールをしている行為に等しいんですがね。ぶっちゃけ危険。あげるな危険。

ダイの火薬庫に対して火炎大地斬をぶっ放すという大チョンボにより、信号弾は全弾発射されてしまいます。それでも綺麗なカーブを描き打ち上げられて、信号弾として空に舞い上がったのは不幸中の幸いです。

そんな奇妙な信号弾を見かけて、パプニカ3賢者の一人、エイミが偵察にやってきたことでバダックとダイ、ポップ、マァムはパプニカの人たちと合流を果たすことになるのです。どう考えたっエイミさんのスカート短いよね。

レオナに憧れを抱くポップですが、性格がキツイとダイに一蹴されます。マァムよりキツイと比較対象にされたマァムも微妙にいらっとしてます。ダイはこういうところ悪気なく言ってしまうんですよね。まぁ、デルムリン島で育った経緯を考えれば、ダイは比較的きちんとコミュニケーションを取れてる方だとは思うんですよね。ブラスじいちゃんくらいしか話し相手がいなかった割には語彙力もあります。鬼面道士は子育てもできるからすごいね。

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バルジの塔

バルジの塔ではモブ達が食べ物をめぐって醜い争いを繰り広げていました。バルジに籠城してからそんなに時は経過していない感じはしますが、そんなに非常事態に慣れていない兵士だったのかもしれません。そんな中レオナが現れ、仲裁に入ります。争いの種になる食料なんていらんというレオナ。争いだったのが逆に団結力になります。

そんな様子を見ながらフレイザードさんが登場します。ちゃんとタイミングよく入ってくるフレイザードさんは空気の読める男です。

階段を強行突破で登ってきたのか、壁を伝ってよじ登ってきたのかは定かではありませんが、突然登場します。

お約束のようにその辺のモブ兵士が突撃していきますが、あっさり返り討ちに遭ってしまいます。

急激な温度変化により鎧の強度が下がったなどと割とどうでもいい分析をする三賢者の一人、アポロ。

ここで大事なのはフレイザードの実力を見極めて、応戦してフレイザードを返り討ちにするか、速やかに撤退して反撃の機会をうかがうかなんですよ。モブ兵士がやられた理由を考察してる場合じゃないんです。まったくアポロは使えないなあ。

フレイザードさんも「冴えてるやつ()」みたいになっていますしね。

なんやかんやいってダイの大冒険の世界っていうのは脳筋に優しい世界になっています。闘気が解決する世界なんです。そんな世界ではアポロ程度の頭の冴えなんて割とどうでもいいことなんですよね。

闘気を武器にするクロコダインが真面目に修行すれば、結構いい線いってたと思うんですけどね。

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マリン・アポロ撃墜

フバーハでの防御を行うアポロに対してフレイザードの十八番であるフィンガーフレアボムズが炸裂します。非常に強力な技なのですが、作中でフレイザードが使ったのはこの一回のみになっており、なんとポップの方が使用回数が多いんですよね。(鬼岩城で一回、ザムザ戦で一回かな)

メラゾーマ5発がうまいこと分散したためアポロ達は均等に大ダメージを受けてしまいます。全弾アポロに直撃すればよかったものを。ここでエイミさんの姉貴であるマリンさんもダウン。マリンもエイミもなんかセクシー女優っぽい名前だと思うのは僕だけでしょうか。

幸いにもアニメ版ではマリンさんの顔を焼くエピソードは改変されておりました。ここでフレイザードの強いやつは生き、弱いやつは死ぬという論も展開されますが、ジェンダーフリーの世の中ではマイルドな表現に変わっておりました。

むしろ「男も女も関係ない」と言ってるあたり、フレイザードは男女を平等に扱っています。女性蔑視などしていません。むしろアポロの方が差別をしています。アポロは即刻パプニカ三賢者を辞任するべきですね。

氷炎結界呪法 レオナ氷結

氷の槍によってレオナが殺害されそうになる中ダイ到着。この先は使われない火炎大地斬によってフレイザードの手を切り落としたりと善戦します。遅れて到着するポップやマァムの様子も見つつ、フレイザードは氷炎結界呪法を発動させます。

今にして思えば、マァムに撤退の判断をさせたのは氷炎結界呪法が原因であり、これさえやらなければ、フレイザードはあっさりと勝てていた可能性もあるんですよね。

・アポロを含むパプニカ勢が戦闘不能である。

・バルジの塔という閉所による戦闘

・禁呪法のくだり、フレイザードのコアについてバレていない。

・ダイの空裂斬が未習得

・タイミング的にクロコダインとヒュンケルも間に合わない

この辺りのタイミングの良さも加味すると、フレイムやブリザードを呼び寄せて数にものを言わせる物量作戦と、負傷者を狙う卑劣戦略を組み合わせ、ポップをフレアボムズで丸焼きにすればあの場で勝てていたんじゃないかとも思います。

ところが結界呪法による圧倒的な状況を生み出してしまったがために「一時撤退」という選択肢をマァムに与えてしまったんですよね。

脱出

気球で脱出します。

ここは弾岩爆花散を使ってでも追撃すべきでしたよフレイザードさん。気球落とせば勝ちだったのに。

マトリフと合流

たまたま近くにマトリフが隠居しているという作中最高のラッキー展開。

当然セクハラは無し!それが流儀ィィッ!!

アニメ版だとマトリフの長い話を聞いている時にずっとエイミさんがマリンさんをお姫様抱っこしてるのほんと草。剛力すぎるだろ。

修行

ダイは目隠ししてマァムとトレーニングするという修行をします。

ポップはマトリフと修行です。重りをつけて水に沈められるというスパルタオブスパルタ修行。期間的に1日限りの修行にはなるんですけど、マトリフの修行は効果が抜群なのでみんな飛躍的に成長します。というか、全体的にダイの大冒険の世界って修行期間の割に成長がものすごく速いんですよね。

そんな中、フレイザードの悪魔の目玉による島内放送により制限時間が発表されます。悪魔の目玉はビデオ通話もできるし、マイクにもスピーカーにもなる優秀なオーディオ機器ですね。5G回線も真っ青です。

潜入

マトリフによるジェットボートみたいな小舟で潜入をするダイ達。こっそり潜入してるつもりですが、結構バレてます。

ザボエラとミストがダイで、ハドラーの方にポップっていうのがなんとも言えない組み合わせです。というか、全体的にミストバーンのやる気がなさすぎる。あのふざけた傀儡掌はなんなのでしょうか。やる気が微塵も感じられません。ビュートデストリンガー位やってほしかったな。

ちなみにこの時ハドラーは「優しさなど理解できない」とか言っているんですが、ポップがマァムにホの字であることは理解しています。魔族にも恋愛はあるのでしょうか。ちなみにこの情報は後にザボエラに伝えられ、モシャスによってポップは騙されてしまうんですね。

ハドラーとザボエラがポップの恋心を利用しようという作戦を立てている姿を想像すると実にシュールですね。

ヒュンケル、クロコダイン合流

氷魔塔にマァムをぶっ刺すというマニアックな手段を選択したハドラーのせいで、マァム殺害は叶わず、塔も破壊されてしまいます。マァムを抱えているヒュンケルが目をつむっている理由は謎。

ヒュンケルの登場シーンと比べるとクロコダインの登場シーンは地味です。

なぜかめちゃめちゃクロコダインと仲良しのダイ。前回会った時はダイをかばっていただけなんですけどね。あの時は割とグレーだったし。ヒュンケルと違ってクロコダインの仕事は雑魚狩りなのでそんなに疲れてないはずなんですけどね。のちのフレイザード戦では爆花散一回でクロコダインはダウンしてます。おかしいなあ・・・ギガブレイクにも耐えられる優秀なタンクであるクロコダインのおっさんなのに・・・

ヒュンケルvsハドラー

ツッコミ所満載のヒュンケルとハドラーの戦いです。

まず、ヒュンケルの鎧には呪文が効かないという基本情報を完全に忘れているハドラー。呪文の無駄打ちをしてしまいます。

そして格闘戦にもつれ込んだ所、お互いに格闘戦においては実力が拮抗してることが明らかになります。あまり注目されないのですが、ハドラーは後半はダイのライバル的ポジションに落ち着く人なので、強調こそされないものの、格闘戦に関しては作中トップクラスの実力を持っています。

ですが、ヒュンケル戦でハドラーが取った戦法は・・・

なんと、死んだふり!!

二つある心臓を一つ潰させて、一回やられたふりをします。そこでなぜか近づいてきたヒュンケルの胸を貫きます。なんか、SE◯IRO思い出すなあ・・・回生じゃん・・・

ていうか、どう見たって肺を貫いておりますがヒュンケルさんは生きております。さすが不死身の男ですね。

このあと、鎧の中にメラゾーマを流し込まれ、満身創痍になったヒュンケルはグランドクルスを放ちます。

地面をえぐった跡はなんとなくわかるのですが、その先にある十字の穴はなんなのでしょうか・・・使徒のビームみたいなもんなのかな。

グランドクルスを使って力尽きたヒュンケルは気を失います。ハドラーはなぜか後ろからトドメを刺そうとします。すると、無意識のヒュンケルは急に剣が勃起(こういう表現しか思いつかない)して偶然ハドラーの心臓を貫きます。こうしてヒュンケルはハドラーに勝利するわけです。

フレイザードと弾丸爆花散

バルジの塔の前まで来ると、地面をセッコのごとく高速移動してきたフレイザードの不意打ちを受けます。マァムは足をつかまれ、地面に叩きつけられそうになります。原作では地面に氷のつららが生えており、また串刺しにされるところでした。ですが、クロコダインの斧によって間一髪助かります。

ダイ達に加えてクロコダインとヒュンケルにも囲まれるフレイザード。覚悟を決めてバーン様からもらった暴魔のメダルをちぎります。

この暴魔のメダルはバーンが企画した度胸試しの戦利品なのです。破滅的にデザインがダサい・・・なんかハドラーもバーン様ベルトしてた気がするんだけど、自分の顔の輪郭をデザインに落とし込むってどういうことなの。

これ、フレイザードがつけてたからデザイン的に馴染んでるけど、バランとかがゲットしてたらどうするんだろう。ひどい見た目になりそうだ。あと、明らかにミストバーンはやる気ないね。

で、切り札である弾丸爆花散を放つフレイザードさん。だが、これってひたすら石をぶつけ続けるっていう打撃技なので、弱った所を岩の塊で殴打するっていう方法でしかトドメを刺せないんですよね。どうせなら鋭くして刺さるようにするとかできなかったのかな。

ここでのツッコミ所は、この「強化版石つぶて」を少し食らったぐらいでダウンしているクロコダイン!!あなた元気でしょ!!

まあ、空裂斬のためのキャラクターとはいえ、フレイザードの核ごと獣王会心撃で消し飛ばすという作戦が一番有効な気がするんですがね。むしろ、会心撃があるなら弾丸爆花散は使ってはいけない気がします。万が一の事故が起こってしまうのが獣王会心撃ですから。

空裂斬炸裂

フレイザード倒すなら空裂斬だよねって気づいてから、ダイは空裂斬を連射します。まあ、この技って威力、射程、攻撃範囲とどれをとっても優秀でおまけに気軽に放てる低燃費技なので、もはや通常攻撃として運用していいレベルの技なんですよね。

最終的には目を閉じることで悪のエネルギーを感じ取って、隠されたコアに炸裂させるという展開になっております。

アーマード・フレイザード()

空烈斬が炸裂して核が割れてしまったフレイザードは体が二つに分離します。そのうち、氷のフレイザードはポップによって一瞬で蒸発してしまいます。残った炎のフレイザードの前にミストバーンが現れ、鎧の中に魔炎気を入れれば助かるよっていう助け舟を出してくれます。こうしてフレイザードは「アーマード・フレイザード」というものになるのです。

クロコダインをパワーで圧倒し、ヒュンケルにタックルをします。ヒュンケルの鎧は相変わらず脆いですね・・・。もはやヒュンケルの鎧って砕かれているイメージしかありませんね。まあ、散々砕かれるからこそ後半にああいう戦い方をするんですけどね。

そして調子に乗ったフレイザードはダイに突進していくのですが・・・

完成したアバンストラッシュ

ダイはなぜか余裕です。目を閉じていても回避しています。

そして繰り出すのは陸、海、空を極めたアバンストラッシュ。一撃でアーマード・フレイザードはやられてしまいます。ミストバーンのいう最強の鎧なんてあてになりませんね。というか「素晴らしい」とか言ってるミストバーンは立ち位置がよくわかりませんねえ。バーン様の得にはならないと思うのですが・・・

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