【映画】今更シンエヴァを見てきたので感想を書こう

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昭和60年生まれに感謝する・・・

僕は昭和60年生まれです。小学校の高学年ぐらいでエヴァと出会い、社会人になってから新劇場版を見に行き、結婚して父親になってちょっとしたぐらいでエヴァが完結しました。

個人的には結構いい感じのタイミングで一連の作品を見てこれたんじゃないかと思っています。

そもそも今の今まで見に行かなかったのも、「見たら完結してしまう」という思いがどこかにあったからだと思います。(RPGとかもラスボス直前で手が止まっちゃうタイプなんですよね。)

今までの作品は、あの終わり方はどうなんだとか、どことなく納得できない終わり方がほとんどでしたが、今回は「キレイに終わった」とみんなが口々に言うわけですよ。賛否両論の評価ならもう少し早く見に行っていたかもしれませんが、今回はみんながいい評価を下していたので逆に観に行くのが遅くなってしまいました。そして、感想としては、「良かった」。

なんか、考えられる限り一番いい流れだったんじゃ無いですかね。ということで、感想を書き留めていきたいと思います。

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ネタバレあり感想(以下、順不同)

おい!ゲンドウ!

あんなに人類補完計画を頑張ってたゲンドウの行動理由がアレだったとは。

まあ、わからなくもないけど・・・想像以上にユイユイでびっくり。なんかゲンドウのイメージが変わってしまった。ゲンドウの過去が思ったよりもこじらせてる感が強いというか、ユイと出会ってからどんだけ楽しかったんだろうっていう。

あのカミソリのCMのイラストくらい爽やかな時代があったんだろうなあ。

まあ、割と短時間の対話にもかかわらず、なんか気づいてしまって途中下車しちゃった感じはなんとも言えない悲しさがありましたね。やはり悟った息子との対話は大きな効果があるんでしょうね。部屋でエヴァ同士でバトってる姿はなんだかとってもシュールでした。

何事にも動じないリッちゃん

今作品も結構予想外のことが起こるし、その度に無茶な対応を迫られる赤城のリッちゃんですが、びっくりするぐらい表情が変わらない。

なんか、何が起こっても想定内って感じの顔をしているので、そこが逆に気になりました。相変わらず分析が早いし解説もしてくれるんだけど、相変わらず全然意味がわからない!

そして、さすがに即席で新しい槍作っちゃうっていうのはなんでもあり感がすごかったですね。

ケンケン

何気に今作品で一番男気溢れているのはケンケンなんじゃないかと思いましたね。

大人だし。

なんとなく一連の対応に加持さんみがありますよね。何でも屋とか、橋渡し役的な感じとか、シンジの扱いもそうなんだけど。だから加持ジュニアのリスペクトうけてるのかなあ。

というか、アスカとケンスケの関係について「ああ、そういうことか〜」って気づいたのは後半のアスカの回想みたいなシーンで登場した時なんですよね。(遅い)

まあ、14年も時間が流れて、生き残りも少なく、割とまともに成長すればそういうことにもなるかなって感じですね。

あ、でも今考えると、14年前にミサトさんと加持さんがシンジに対して接してた感じをアスカとケンスケがトレースしてるような表現なんですかね。

作中で関係性をはっきりと明言してないあたりが良かったと思います。

冬月にモノを申したい

ゲンドウがああいう理由で計画を進めていたことを冬月くらいは知っていたはずなのですが、知ってて普通協力するか?っていう話ですね。

ゲンドウはもはや暴走してるわけですが、あんだけいろんな人を巻き込むことを承知で協力しちゃう冬月はどうなのって話です。まあ、ゲンドウ一人ってのも違和感はあるので冬月がいた方がバランスはいいですけどね。でも、やっぱり一言言いたいなあ。普通協力する?

シンジとアスカの関係

14年前はお互いに好きだったということで、その辺をはっきりさせたのは良かったですね。アスカとの会話シーンの背景が昔の劇場版のラストと似てましたね。一緒なのかな?

大人になってから同窓会とかで再会して、二次会の会場を出たあとにサラッと「実はむかし好きだったんだよね〜」って言ってる感がすごい。

僕も大人なんでわかりますけど、現在進行形の「好きです」ってものすごく勇気がいるんですが、「前は好きだった」っていうのは意外とあっさりいけちゃうんですよね。(あっさり言って道を踏み外してしまう大人もいるので、安易には勧めません。念の為。)

綾波とシンジ

スタジオっぽい背景のせいか、綾波とシンジを「エヴァと庵野監督」と重ねて見てしまいましたね。

最後、そうくるか〜

なんかイケメンみたいな台詞を言うシンジ君にも驚きましたが、ラストはこうなるのかと。

まあ、綾波はなんやかんや言ってもユイのコピーって考えるとシンジと・・っていうのはちょっと違いますし、アスカはケンケンだし、そうなるとマリしか残らないのはわかるのですが、シンジが一人じゃ無いってのはちょっと意外な気がしました。個人的にはトウジの妹・・サクラだっけ?あの辺かなあと思ってたりしたんですが、外れましたね。

なんかラストシーンで電車とか駅とか出てくる映画最近多くないですかね?気のせいかな。

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まとめ

いろいろ振り返ってみても、一番いい形で落ち着いたな、という話でした。広げた話をどう畳むのかが注目ポイントでしたが違和感なくいろんなポイントを 全て回収した感じでとても良かったと思います。

個人的には第三村で少しづつ人間らしくなっていった綾波が、その人間らしさでシンジを立ち直らせるのに一役買ったという展開が良かったですね。

円盤が出たらもう一度見てみようと思います。

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