楽器演奏において基礎練は大事で、これが習慣になると強いと思います。楽器に限らず基礎がキチンとしてる人は強いので、これは間違いないと思います。
基礎練は習慣にすることがひとつのポイントです。習慣がその人を形作るという言葉もあるほどですね。早起きや歯磨き、運動や食事習慣などいろいろありますが、ここは音楽における練習の習慣について考えてみたいのですが、いい習慣にするために「考えてはいけないこと」が3つあります。
・意味を考えない
・効果を考えない
・盛って考えない
この3つのポイントは大事だと思います。その理由をちょっと掘り下げて解説します。
意味を考えない
「なぜ基礎練をするのか」「この基礎練にどういった意味があるのか」、などと基礎練の意味を考えない方がいいと思います。基礎練は基礎練として基礎練をただ行うのがベスト。
習慣化させるためには意味を考えてはいけません。
習慣っていうのは理由が無くてもやるものなんじゃないかと思います。(深く考えれば理由はちゃんとあるのですが、それは習慣として身についてから考察すれば良いです)
僕が意味を考えて失敗したのは「数学」ですね。「こんなのが将来役に立つのか。こんなことやっててもどうせ使わないし無駄無駄ァ」みたいに考えてましたが、今になって考えれば無駄ではないものでした。
あと、小学生ぐらいから予習復習をしっかりやっていくことを習慣として身につけていればよかったなと思います。
効果を考えない
リズム感アップ!運指力アップ!それは後からフレーズを弾いた時に効果として現れます。
効果が現れなかったらやめたくなるのが人間。
効果が実感できなかったらやらなくなるのも人間。
効果がある、ないに関わらずやった方がいいのが基礎練。
運動前のウォーミングアップと同じような感覚で習慣にするのが吉ですね。
たぶん即効性はないんですけど、効果は後から付いてくると思います。
効果を盛って考えない
基礎練こそ至高みたいな考え方もたまに見かけるのですが、基礎はあくまでも基礎なので、あまり効果を盛りすぎない方がいいと思います。基礎練とモチベーションを紐付けたりするのもやめた方がいいんじゃないかな。
基礎は土台であって、いい家を作るためには欠かせないものです。ですが、どんなに基礎のクオリティを上げても基礎に住むわけじゃないですからね。実際に住むのはその上の建物です。
まとめ
理想は呼吸するようにごく自然に当たり前に基礎練を行うことなんでしょうね。
今風に言えば、全集中の呼吸を常にするみたいな感じですかね。(それを果たして集中と言えるのかどうかはわかりませんが)
ちょっと昔の表現をすると、ドラゴンボールの孫悟飯が日常的にスーパーサイヤ人になってました(セルゲームの前かな)。あれって、「はぁぁぁぁーーー!!!」っていってスーパーサイヤ人になってるベジータよりすごいことなんですよ。
はぁぁあぁぁあああーーーーーーっっ!!って感じでクロマチック練習やらないでしょ。
多分、すごく基礎がしっかりしてる人って、基礎練は効果的だから!とかじゃなくて、もはや呼吸するようにやってると思うんですよね。
だから、基礎練は淡々とやるのがいいんじゃないかなと最近は思ってます。機械的に。
集中するためのテクニックは以下の記事にまとめてみました。よかったらどうぞ。
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