識学 安藤広大さんの「とにかく仕組み化 人の上に立ち続けるための思考法」を読んだので、感想書いていきます。
個人的に一番突き刺さったのは組織における個人の属人化がよろしくないという話でした。
属人化に関しては後述しますが、どこの組織でもあることだと思います。
読んでるうちに、「そうそう!そうなんだよなぁ・・・」と感じる部分が多々ある本。
とにかく仕組み化 感想
とにかく仕組み化 どんな人に向いてるか?
タイトルにもありますが、上に立ってる人、立ち続ける人、いずれは人の上に立つ人向けの本です。
具体的に言うと中間管理職以上の人に向いてる内容かな。
規模に関わらず社長やリーダーの人は抑えておきたい内容がたくさんありますので、そういう立場の人はぜひ一度読んでいただきたいですね。本人のためにもなりますし、部下のためにもなります。
とにかく仕組み化 前作との比較
前作「数値化の鬼」はとことん数字にフォーカスした本で、これも面白かったです。
今作は前作以上に立場が上の人向けの内容になってる気がしました。
とはいえ、いずれ上の立場になる、もしくはなろうとしてる人に取っては絶対におさえておいた方がいい考え方だと思います。
とにかく仕組み化 ゆるさとブラック企業
ゆるい会社は新しいブラック企業だ。という一文が出てきます。138ページ参照。
ゆるくて成長がない会社というのは、若者的にはきつすぎる会社と同じくらいブラックな会社です。
「成長出来ないことへの不安」というものが生まれる。
絶妙な危機感
絶妙な危機感を与え続けられる人が強いという話。
危機感とか言うと怖い雰囲気になりますが、そういう話ではありません。
絶妙な危機感とは、
「少し高めの目標を常に与える」ということ。
頑張れば達成できる目標を与えて、そこを乗り越えていくことでステップアップするのはいいことですよね。
とにかく仕組み化 最重要ポイント
属人化を防げというのが割と前半に出てきます。
この属人化というのは、簡単に言えば「能力のある人に頼り切りになってしまう状態」「その人がいないと業務が回らない」ことを指します。
例えて言うならエースストライカーに頼り切りのサッカーチームみたいなもんで、その人がいなくなったらもう試合に勝つことができなくなる・・・みたいな感じです。
個人の能力に依存したシステムって感じですかね。
それを防ぐのが仕組みであり、
属人化を防ぐ、ということでもあります。
これが個人的には一番響きましたね。
とにかく仕組み化 まとめ
属人化が進むとよろしくない、という話が一番刺さったので、ここに関してもやもやしてる人は読むとスッキリする話が多い本だったりします。
会社なんかでも「仕組みが大事なんだ!」っていう話はよく出てくる気がするんですが、その仕組み化はどうやってするの?っていう疑問は持ってる人が多いんじゃないでしょうか。そんな人が読むにもピッタリの一冊だと思います。
数値化の鬼の感想はこちら