あなたは指を一本失ったらどう思うだろうか?
パソコンのキーボードも打ちにくいしゲームもやりづらい。指によっては楽器の演奏なんてできなくなってしまう。辛いよなあ。指の一本ぐらい大丈夫なんて奴は宿儺のように指に余裕がある人だけである。普通の人は一本たりとも失えない。
中小企業の社員は指のようなものである。10本以内はどの人材も重要であると見ても良いはずだ。
となれば対策は単純で今いるメンバーの分だけはちゃんと上げておくべきだったのだ。
先日20年選手の社員が退社した。理由はよくあるもので「フリーランスに俺はなる!」みたいな感じだ。
なぜその決断をする前にずんだもんの動画とか見なかったのかが謎すぎるし、何を根拠に今より稼げると思ったのかはわからない。個人的にシュミレーションすると初速からだめでこの先落ちることはあっても上がることは無さそうな感じだ。もちろん覚醒して一発逆転する可能性もあるが、そんなのは完全に運任せであり決しておすすめできるものではない。少なくとも7割ぐらいの勝算が必要だ。
おそらく平均よりも俺はマシ、というダニングクルーガー効果が働いたと思われる。
いままで顧客がそれなりに付いた理由としては、郊外店特有の変なアットホーム感がプラスに働いたこと、長い年月をかけて顧客を積み上げたことが挙げられる。いずれも十年単位の時間が必要で、フリーランスに必要な「初月新規〇〇名!」みたいなパターンではない。
経験則だが店を変えてもついてきてくれるお客さんというのはいいところで5割である。立地、条件に差がなければもう少しマシかも知れないが、少し条件が変わるだけで簡単に来なくなる。
技術や接客は「移動時間がかかる」だけで簡単に崩れるのだ。
まあ、そんなフリーランス話はもうやめよう。本題。
どうすればこの社員は辞めなかったのか?
はっきり言って、基本給を上げるかなにかの手当をつけて給料のベースを上げておけばよかっただけだ。
歩合以外の給料ベースがある。これが正社員の一番のメリットなのでそこを強調する。これだけ。
こんなにシンプルな話なのになぜ気付かないのか。
もちろん全く働かない人間にそんなことをする必要はないが、そういうタイプではなかった。
給与の条件を決めるのは経営者だし、ここにはセンスが問われる。
そういう、「長く勤めたくなる仕組み」を作れない会社は消えていくんだろうな。
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