ダイの大冒険の5話の感想。仙台では土曜日にテレビ放映されない(テレ東が映らない)ので1日ぐらい時間差がついてしまう。そのためうっかりツイッターなんかで感想を見かけてしまうとそれに引っ張られてしまうので注意していないようにしなければならない。正直に言うと今回は引っ張られてしまった。やはりあれだけ隙だらけな状態で律儀に待っているハドラーは草。
話を戻そう。
今回はアバン先生がメガンテを使って自爆をする回である。
子供の時に思ったのは「こんな展開があるのか・・」ということだった。
悪い奴はみんなで力を合わせて倒すものではないのか。あるいは知恵を使って乗り切るものではないのか。(子供の時はこんなに難しく考えてはいないが)主人公である少年を助けるために、大人が命を捨てて悪い奴を道連れにしようとする漫画は当時の自分にとっては衝撃であった。
前半はアバン先生がダイ、ポップにいろいろと言葉をかけるパートを中心に構成される。
個人的に突っ込みたいポイントは、カメラアングルであった。
ちょいちょいハドラーが映り込む。後ろで腕組みしてる姿が。彼はやる気があるのだろうか。
なんというか、場違いに粋な計らいというか、きちんとアバンがお別れの言葉を言うのを待ってあげているハドラー。しかもなんか微笑んでるし・・・後半のハドラーもそうなのだが、やはり彼は根が悪い奴ではないのかもしれない。
格闘戦からのメガンテを準備するアバン先生。指で頭を貫いている。なんか、メガンテする前に脳に指が届いたらそのまま倒せるんじゃないでしょうか。そのまま力ずくで脳をかき回すことができれば、殺害はともかくハドラーの脳に重大な障害を残すことに成功したかもしれない。というか、人間なら普通にあの段階で死ぬ。まあハドラーは魔族だし、確か心臓は3個あるとか言ってた気がするから頭も特殊な構造になってるのかもしれないが、バランはあれくらったらアウトなんじゃないかと思う。
メガンテ発動直前のフローラ様のことを一瞬思い出す演出は素敵だった。爆発の演出もすごい。
その割には地面から出てきたハドラーは傷が浅いよね。頭に指突っ込まれてて、その状態で生命力を使って自爆するわけだから、少なめに見積もってもゲンスルーの「命の音(カウントダウン)」くらいのダメージはあってもいいんじゃないか。当然ハドラーの顔面にも深刻なダメージが出るはずなんだが、血がピュピューって出るくらいだからな。ちょっとダイの大冒険におけるメガンテは費用対効果が低いんだよな。
ちなみにこのゼロ距離で呪文を繰り出すという手法はダイやポップにもきちんと継承されている。
ポップはバラン相手にメガンテするし、ダイも最終戦においてバーン様に剣を突き立てた状態でライデインの我慢比べ大会をやっている。バーン様でもライデインは痛いんだね。
地面から出た後のハドラーは僕がかねてより太鼓判を押しているヘルズクローを使って攻めてくる。最初からヘルズクローを使おうよ。ヘルズクローの格納ポイントも謎だが、覇者の剣の格納はどうやって・・いや、この話はまた今度にしよう。
半端な呪文はダイの竜闘気の前には意味をなさない。
そして迎撃してくれと言わんばかりの謎の大ジャンプである。この時の反省を生かしてなのか、超魔生物になった後は、あまり空中からの攻撃はないように見える。超魔爆炎覇も割と下からの切り上げというか、空中のダイを迎撃するような形で放っていたような気がする。
だが、この時においては竜闘気で強化されたダイのアバンストラッシュにより両腕切断の大ダメージを負うことになる。魔力で修復可能という設定のせいか、ハドラーのダメージが作中一番ひどい気がする。キメラの翼で逃げて、とりあえず第一ラウンド終了。
ハドラーがこれぐらいの被害で済んだのも幾つかのラッキー要素が絡んでいる。
・ダイの修行が途中だった。
空烈斬とアバンストラッシュができるようになっていたら、ダイはあんなもんではなかった。
・アバン先生が竜の紋章に気づいてなかった。
紋章の力をコントロールできていたらアバン&ダイの共闘で返り討ちだったかもしれない。
・アバンはドラゴラムを使って消耗していた。
フル体力だったらどうなっていたか。
次回はいよいよダイの大冒険におけるみんなの盾、クロコダインのおっさんが登場。楽しみだなあ。
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