ダイの大冒険 6話 獣王クロコダイン 感想

ダイの大冒険徹底考察

例によって1日遅れでの視聴となっております。

5話の感想はこちら

前半のヒロインと言ってもいいマァムの登場回なのですが、それを差し置いてタイトルになっちゃうクロコダインのおっさんはやっぱりすごいですね。

デルムリン島から旅立つ時にブラスじいちゃんが言う、「この島から外には出られない」というセリフ。今にして思うと盛大な伏線です。

話自体はさすがアニメというべきか、大事なところはおさえつつ、不要なところはカットしてさくさく進みます。全体的にダイの大冒険はテンポが良くていいですね。しかしまあ初対面の人間に嫌味を言いながら登場するマァムもマァムだし、三日間も遭難しておきながら意地を張って助けを借りないポップもポップだなと。なんとなくダイが非常に不憫に見えてきます。

というか初見とはいえ、あんなグラマラスボディのマァム(あれで十代でしょ、少なく見積もってもEカップはあるであろう)を男だと思っておっぱいツンするなんて信じられませんな。ポップは確信犯だな。さすがマトリフ師匠の弟子になる男だけあるな。

悪魔の目玉は監視カメラ的な使い方もできるし、魔王軍のテレビ電話にもなる便利なモンスター。時代はオンラインですな。

ズームのような気軽さでハドラーと会話するクロコダイン。ハドラーとクロコダインがどの程度の親しさなのかは不明だが、結構敬意を払っているように見える。ハドラーも同様だ。一緒に飲みにとかいっていたのでしょうか。けっこうクロコダインって魔王軍の中でもリスペクトされてるんだよな。ヒュンケルもバランも一目置いてたし。ザボエラは違うっぽいけど。

ダイとかアバンの前と違って、割と「 魔軍司令っぽい」態度のハドラー。近所にきたダイたちを倒すためにクロコダインは出陣することになりました。

謎の雄叫びをあげながら近づいてくるクロコダイン。忍び寄る気はない。さすが獣王。木を無駄に割りながら登場する迫力は原作と変わりません。

というか初手の斧の一撃の威力が高すぎるだろう。

仲間になってからもこの火力なら「かませ」「肉壁」なんていう不名誉な称号を得ることもなかったのに・・・

ダイの大地斬もちゃんとオーラ的なエフェクトがかかってていい感じ。後半はあまり使われなくなりますからね。

で、問題のポップがアバンの印を見つけた時のセクハラシーンですが、しっかりカットされてましたね。まあ、あれは朝から子供に見せるもんじゃない。

しかしそもそも何でペンダントをつまむのに左手をニギニギする必要があるのか。あれはポップの役得でしかないよな。

アニメの演出が上手いなと思うのは、大人は胸を触ってるのがわかるし、子供はよくわからないままスルーできる点だ。これなら大人はニヤッとするし、子供はセクハラに気づかない。おそらくマトリフ師匠のセクハラも、師匠の表情と、その後のマァムの暴力によって表現されるはずだ。

アニメを見ててなんか違和感があるなと思ったが、クロコダインが両目を開いているからだった。クロコダインは隻眼のほうが見慣れてるからな。しかし少年漫画の主人公が、敵とはいえ敵の片目をつぶすってなかなかの展開だよな。クロコダインは片目を潰されて、アバンストラッシュによる内臓破壊が致命傷になってる訳だし、ヒュンケルは感電させられた上に燃えてる剣でボコボコにされ、ハドラーは両腕切断されてる訳だから結構魔王軍のダメージはでかい。

多分次ぐらいでクロコダイン撤退、次の次あたりでクロコダインと再戦、次の次の次でクロコダインがあの卑怯な手を使うってとこかな。

クロコダインの武人感が強調されてるからこそ、あとで卑怯な手を使う展開が際立つ訳ですね。マァムになじられるクロコダインが楽しみです。

それにしてもなんでクロコダインはローアングルが多いのでしょうか・・・

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