恋愛工学と比べられがちな本ですが、果たしてどうなのか?
結論から言うと、どっちの要素もバランスよく取り入れた方がモテそうですけどね。このダーウィン式はクローズドな関係性において効果を発揮しそうな気がします。
概要と感想
基本は女性心理の理解と男性の立ち振る舞い
基本的には女性心理を進化論の本能と共に理解する内容。それに対してどう行動するかを示した本です。
「こうするとモテる!」というよりは「これはモテないぞ〜」っていう事例の方が多い気がする・・・
短期的〜中長期的な戦略
パートナー獲得を目的としているため、短期〜長期まで対応。
一応ワンナイト的恋愛にも対応はしているが、中長期での継続的な付き合いを重視しているような印象を受けます。
恋愛工学との比較
こちらのダーウィン工学は一般論であり幅が広い。取り入れやすい反面具体性にやや欠ける。実践開始から結果が出るまでは時間がかかりそう。
というのが僕の率直な感想ですね。
恋愛工学は勇気や数をこなさなければいけない反面具体的かつ実践的であり、うまくハマれば絶大な効果を発揮する。
恋愛工学のほうが応用的であり、ダーウィン工学の方は基礎的である。
共通する要素も多く、Good gene、 Good dadだったり、ファンダメンタルバリューの向上については意見が一致している感じでもありました。
進化心理学が元になっているため、理論的である
読めばなるほどと納得できる内容である。
孔雀の羽やライオンのたてがみの話が出てくると、見た目が大事っていうのも納得できるようなできないような。
清潔感や健康的な身体っていうのはやはり絶対に必要なんだなという感想を持ちました。
この本のメリット
割と誠実に女性と関わる正攻法が乗っているため、数打って当てるタイプの恋愛工学が厳しい人も実践できます。
ナンパしたくないけどモテたい人には向いてるかも。
ナンパまで行かなくても、やはり肝心な時にシュートを打たないとゴールを決めることはできないので、そこは注意点ですかね。
この本のデメリット
言い回しの一つ一つが長く、アメリカンジョークっぽいのが多いため、読むのに時間がかかります。
そしてこの本のデメリットというか、最大の注意点。
誠実であること。この意味を履き違えると非モテコミットやフレンドシップ戦略に走りがちになります。どんなに恋愛工学が好きになれなくても非モテコミットに関してだけはやらないように気をつけた方がいいと思います。
まとめ
結局どう立ち回れば良いのか?
「女性の本能的な真理を理解しながら自身の向上に努めなさい」
という一文で終わらせようとすれば終わる本ではあります。
ただ、豊富な具体例や裏付けを取る人類の歴史なんかも説明されているので、知識として入れておく分には良いと思います。
より実践的に勢いよく立ち回りたい場合は恋愛工学系の本も合わせて読むと効果的だと思います。
人との関わり合いが復活してきた今だからこそ読んでおく本ですね。特に若い男性や、周りに女性が多い男性におすすめです。この本を参考にするだけでも好感度は間違いなく変わると思います。