ピポ日記3月5日 後輩が給料について文句を言ってるのできちんと考えてみた

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日記

アメリカでの大統領候補がどうこうとか、新たなコロナウイルスの性質が発見されたりで世界中はとんでもないことになっております。悪質な転売やデマが横行しておりますが、普段からきちんと自分の頭で考えるのを怠ると引っかかってしまうので注意しようと思いました。

後輩が給料について文句を言ってるので真剣に考えた

スタイリストの後輩がモヤっていた

というわけでピポ先輩は珍しく後輩をご飯に連れて行ったわけです。後輩たちの管理を任されて大変なんだろうなということで「たまには話を聞いて先輩らしいことをしよう!」と思ったわけです。

ピポ先輩のご飯ルール

個人的に定めているご飯のルールがあります。

・ルールその1 説教しない

・ルールその2 自分があまりしゃべらない

・ルールその3 おごる

話を聞いてみたら・・

てっきりスタッフの愚痴が飛び出してくると思っていたらなんと給料についての文句がほとんど。

「なんで美容師の給与体系はこうなんですか?」みたいなことを言うわけです。

僕は思いました。

「そんなこと仕事に就く前の高校生の時から知ってたけどな・・・」

後輩の状況

簡単に後輩の状況について書いておきます。

・最近まで実家暮らし

・家にお金を入れずに自由に使ってた

・最近結婚した

・嫁は店舗的に恵まれていて給料高い

・お金の管理が甘い

僕の見立て

単純に今まで給料を100パーセント近く自分のために使っていたのが急に生活費に消え始めて怒りの矛先が会社からもらえる給与に向いたんでしょう。まあ、最近売上が上がっていたので自分の売上に対してもっとリターンが欲しくなったのかなというのが僕の分析です。ですがきちんと考えるとなかなか個人にリターンを上げづらいのが美容業界です。今日はその仕組みを見ていきましょう。

美容室のかかる経費は

わかりやすくスタッフ10名、店の総売上400万円とします。(ややこしいので税金の計算はしません)

10名だと60坪ぐらいが限界なので60坪。坪単価2万の立地だとします。

家賃は120万円ですね。残りが280万円です。

美容室の材料費は10%が目安なので(カラー剤など)40万円が材料に消えます。残りが240万円。

光熱費、諸経費で10万円(ちょっと多いですがわかりやすく)で230万円。

内装工事費を借り入れしてるという前提で借り入れ返済額を10万とします。

すると残りは220万円になりますね。

220万円を10名で割ると・・・一人22万円の給料になります。(手取りではない)

ということは

この規模感の店で働いて給料を上げるにはどうしたらいいのかという話ですが、売り上げを上げるか出費を削るしかないわけです。当たり前ですね。ですがなかなか上げづらい現状があります。では出費を削るにはどうしたらいいのでしょう。

家賃

テナント料が安いところに引っ越すパターン。

ですがテナントの立地はまだ集客効果に直結しますので、ここを押さえすぎると売り上げ自体が下がる可能性があります。

材料費

カラーをせずに、カットのみの専門店にする方法です。千円カットなんかはこの手法です。

パーマも比較的材料費が安いので、カットパーマの専門店にすれば給料が上がる可能性があります。

ですがカラーもしたい人を捨てるということになります。可愛いカラーを売りにしている若手美容師さんにとっては絶望的な戦略ですね。

内装を安く

店を作る段階での内装を安く抑えれば給料に還元できる可能性はあります。ですが内装の安っぽさは顧客リピート率やリクルート活動に影響を及ぼすので規模の大きい会社には向きません。

人件費

そうなると、最後に残るのは人件費です。

スタイリスト(切る人)の給料を上げるには、アシスタントの給料を削るしかない。

もしくは

売り上げの上がってないスタイリストの基本給を下げる

というやや力業に走るしかありません。

すると

アシスタントや売り上げの上がらないスタイリストからの不満が噴出して内部崩壊を起こす運命になります。

ひとり勝ち戦略をとるしかない

こうなると、1割の勝ち組になるためにはひとり勝ち戦略をとるしかないわけです。だから独立してオーナーになる人が多いわけですね。オーナーの取り分が不透明な以上、会社が潰れない程度に存続させ、役員報酬で安定した給料をもらうのが勝ちパターンの一つでしょう。

もしくは一人で勝つなら一人でやるという選択もあります。

ですが一人で家賃や借り入れ返済を行うということでもあるので、トラブルに弱いという欠点もあります。まあ、内装にかける借り入れが多すぎるのがうちの業界の欠点ですね。これだからおしゃれってやつは・・・

まとめ

こんなことを丁寧に説明したら後輩が辞めてしまうので、傾聴スキルをフル活用して乗り切りましたがうちの業界はそういうことです。対策はあるのですが長くなってきたのでこの辺で。

会社員美容師の良いところは、今回のウイルス騒動や地震などのトラブルに強いということでしょうか。んー、独立はまだかな。

おまけ 新作のモンスター

一昨日買ったのに、なんと昨日街中で配られていたとか。

く、くそ〜〜〜

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