最後に漏らしたのはいつだったか思い返してみると小学校1年生の時だ。今でも忘れない。
ちょうど学校と家の中間地点。ドンキーコングで言えば星型のタルをぶっ壊すあたりの距離感の地点で僕の腹とケツは臨界点を迎えてしまったのだ。
周りに誰もいなかったのが救いだったが、小学校1年生ながらに挫折感と敗北感を大盛りにして残りの道を歩いた記憶がある。
「やってしまった・・・」
なぜかは分からないがそういう日に限ってめちゃめちゃ快晴の爽やかな日だったりする。決して雨降だとか猛暑だとか大雪だとかそういう日ではない。爽やかな穏やかな日に限って悲劇は起こってしまうのだ。
家に帰ると、何故かおばあちゃんが家に来ていたので、何を言うわけでもなくパンツを洗ってくれた。
それから30年くらい時は経過した。僕はもういいおっさんである。
僕にも息子が生まれ、今年は小学校に入学する。
僕は家を建ててからトイレは座って用を足す習慣がついた。立ちっぱなしだとスプラッシュしてしまうからな。これも習慣になってしまえば大した話ではない。ズボンを下ろすか下ろさないかの些細な違いだけだ。
で、座って用を足していると、不意に腸とケツのあたりにガスの存在を感じることがある。
家ならともかく職場なんかでガスを出す訳にはいかない。自分も恥ずかしいし周りにも迷惑だ。
ということでトイレでガス抜きができるならしておいたほうが安全というわけだ。
だから用を足すついでにガスも噴射していたわけだが・・・
最近はガスだけでなくなんか実が出るようになってしまった。実が。
予想外の出来事に困惑する。「そんなつもりは・・・」
クレイジーダイヤモンドで億泰の父ちゃんの腕を切断してしまったときの仗助もこんな気分だったのだろうか。「実を出すつもりは・・・」
ケツの筋肉がゆるくなったのではないと信じたいが、ケツの筋肉の繊細なコントロールができなくなってきていつのかもしれない。このままでは30年ぶりにウンコを漏らしてしまう悲劇の日は遠くないかもしれない。そう思うと恐ろしい。
ちなみにロードバイクに乗っていると屁が出るのだが僕だけだろうか。
いつか愛車の上で実がこんにちはしてしまうかもしれない。
そんな日がないことを祈りたい。
こんな話を書いたのは給湯器が壊れた時以来かもしれないな。