【随筆】ラブソングの年齢制限

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エッセイ

先日車を運転していたところ「愛し合う〜ふた〜り〜し〜あわせの〜そら〜」と懐かしい曲が聞こえてきた。嫁がニヤニヤしながらチョイスした曲だ。30代以降の皆さんなら若い頃に一度は聞いた曲だろう。そう、大塚愛の「さくらんぼ」だ。

学生時代の僕は大塚愛にどっぷりはまっており、アルバムを予約して初回限定版ブックレットをゲットするほどのファンであった。後にも先にもCDを予約して初回限定版に価値を感じていたのは大塚愛さんだけだ。もちろん「東京フレンズ」も見た。今はもういない小林麻央さんが出ていたり、若い頃の真木よう子が出ていたり、田中圭や瑛太なんかも随分若いから気になる人は見てみてほしい。作品としてはちょっとあれだけれども・・

大塚愛といえば非常にたくさんの思い出があるのだが、僕をからかう時に嫁がSpotifyでチョイスするのが大塚愛である。どんな思い出かは前にも書いたことがあるので気になる人は読んでね。大した思い出ではないけど。

で、さくらんぼだけではなく、過去に流行った大塚愛の曲が車内で流れるわけだ。今改めて聴くと随分と歌詞が甘い。まあ、20代の女子が作って歌う歌なんて大抵は甘い。苦くても困るし、しょっぱくても困る。もちろんからくても困る。蒙古タンメンみたいなラブソングなんて絶対に売れない。

ここで話題になったのは、年代によって歌うラブソングの内容ってある程度限定されちゃうよねっていう話だ。

10代の女の子が不倫ソングなんて歌えない。ダブル犯罪だ。40代の女性が処女みたいな曲は歌えない。極端だけど。

歌えなくもないけど、さすがにヒットはしないだろうし、歌ってる本人も嫌なんじゃないかと思う。そう考えると、10代とか20代前半でデビューして、そこそこヒットソングを飛ばしたとしても、いつか年齢的な限界がくるのではないかと思ったのだ。

あの会いたくて会いたくて震えていた西野さん(キングコングではない)も大人になった今では「そんな女イヤだ」とか言っていたらしいし。もはや「会いたい」なんて高校生ぐらいの限定コンテンツなんじゃないかとさえ思う。大学生ぐらいになると朝にアパートから二人で手を繋いで出てきたりするしね。学生はともかく手を繋いで出勤してる若いサラリーマンとOLはどうなんだろうな?家を出る直前までチュッチュしていたのか?ん?

話はずれたけど、そういう観点からラブソングを主力武器として展開していく女性アーティストは非常に大変だ。多くのアーティストがそれで苦労しているんじゃないかと思う。ラブソングだけでなく、「若さ」や「勢い」を歌詞に載せてるアーティストも然りだ。

多少若作りでも25歳くらいで限界がくるんじゃないかと思う。そもそもルックスと歌のテーマで売っていたタイプは25歳あたりで下り坂に差し掛かってくる。今まで乃木坂とか欅坂とかのイメージって片道の坂だったけど、20〜23歳くらいをピークにした「お山」のイメージになってきた。上り坂と下り坂をアイドルグループで表現してるのではないか・・・っていうのは考えすぎか。

そんなわけで、歌う歌の内容を年齢に合わせて変化させていくアーティストが息が長いよねっていう話になった。ラブソング系から雰囲気重視系にシフトしたアーティストは強い。あと踊れるアーティストも強い。あと、最初からラブってないアーティストも強い。この辺りで思い浮かぶのは宇多田ヒカル、安室ちゃん、椎名林檎の三名だ。個人的に安室ちゃんの引き際はタイミング的に完璧だと思っている。宇多田ヒカルは途中からキングダムハーツとエヴァンゲリオンが紐付けされた。椎名林檎はずっとソロだったらどうなっていたかわからないけど途中で東京事変始めたのがとても良かったんじゃないかと思っている。

そんなわけで、今活躍している人がどのようにシフトして、どのように消えていくのかを楽しみながら音楽シーンを見ていくことにする。ていうか、最近ラブソング減ったよね?

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