【認知バイアス】究極的な帰属の誤りとは?陥りがちな具体例と共に解説します

認知バイアス

外集団の成功は外的要因が原因で、失敗は内的要因が原因であると考え、

内集団の成功は内的要因が原因で、失敗は外的要因が原因だと捉えがちになるという現象。

こう書くとわけがわかりませんね!

人の成功は運で、自分の成功は実力だ!

人の失敗は実力で、自分の失敗は運だ!と捉えるような心理です。

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究極的な帰属の誤り 具体例と解説

具体例1 ドラえもんで

ドラえもんで例えると、

ジャイアンズとチラノルズが試合をした場合。

ジャイアンズが勝った場合はのび太たちは「俺たちが努力して、実力も上だったから勝ったんだ」と捉えがちです。のび太たちの視点からすると、チラノルズは「実力が劣っていたから負けたんだ」ということになります。

一方、

ジャイアンズが負けた場合は「天気が悪かったから負けた」「相手チームの運が良かった」「試合会場がいつもと違ってやりにくかった」など実力以外での要因を理由にしようとする心理が働きます。

具体例2 うちの子は実力がある

うちの子がテストで100点を取ったのは実力と捉えがちです。(勉強を毎日していたから・・とか)

一方でよその子が100点を取った場合は、運や勢いの要素が大きいと捉えがちです。(テストが簡単だった、たまたま得意な問題が出たから・・)

実際はいろんな要因があって一概には言えない

実際その結果が実力なのか運なのかはわかりません。

ですが、基本的には身内に甘く、外の人には厳しくなりがちです。

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まとめ

物事の結果は単純な要因で決まるものではありません。

自分がいい結果を残した時だけ盛大に実力だと言い張り、悪い結果のときには運や環境のせいにする。

そんな人が社会で生きていくとどうなってしまうのか?なんとなく想像はつきますね。

このような感情が渦巻いてきたときは、この「究極的な帰属の誤り」だとしっかり認識して、調子に乗らないようにするといいと思います。