ジョジョリオンも残すところあと1話。9部も当然あると期待して、どんなストーリーになるのかを予想して遊んでみたいと思います。これを書いているのが2021年の8月17日ですので、ヒントも何も無い状態での考察になります。
ジョジョ9部のストーリーはどうなるのか考察しよう
ジョジョの過去のストーリーをふり返ろう
個人的にジョジョのストーリーは、どの部も映画っぽいなと思っています。映画やドラマを漫画化するとこんな感じなのかな・・・と。
1部から振り返ってみましょう。1部は一言で言ってしまえばゾンビ映画に近いです。ディオは吸血鬼ですが、吸血鬼というよりはゾンビ的能力ですよね。 ゾンビに立ち向かう能力を得た青年が、その元凶に立ち向かうという話です。
2部はゾンビというよりは突如現れた悪の超人に立ち向かう話だとするとしっくりきます。ある意味ではマーベルっぽいというかなんというか。悪の超生物に立ち向かうアクション映画って感じがします。
3部はロードムービー的な要素が多いです。エジプトまで旅をしながら追ってくる敵を倒していく。とてもシンプルなロードムービーです。ジョセフやポルナレフの陽気さがそんな雰囲気を出してくれてます。そこにスタンド能力という超能力バトルを組み合わせてくるところが荒木先生の天才的なところだと思ってます。
4部になって先生の好きなサスペンス要素が入ってきます。読者だけが真犯人を知っている。その真犯人を主人公たちが追うというストーリー展開はジョジョの新しい楽しみを増やしてくれました。テレビの連続ドラマのサスペンスものに近いと思います。
5部はギャング映画です。ギャング映画にスタンド能力が組み合わさると5部になります。映画っぽいスピーディな展開故に緊迫感があり、4部と比べると展開が早いですよね。ゆっくり展開するギャング映画はあまり見たことがありませんので、当然といえば当然ですけどね。
6部は連続ドラマ(海外ドラマ)っていう感じがします。プリズンブレイクっぽいですよね。現実的な刑務所の中からまさかの展開に発展する6部。アニメも楽しみですね。陰謀や、自由が制限された状況下での行動など、新しいおもしろさを発見できます。
7部はインディージョーンズっぽい冒険物にロードムービーが組み合わさったような雰囲気があります。「オーシャンオブファイヤー」っていう映画に似てる。馬のレースをする映画なんですが、スティールボールランの元ネタなんじゃ無いかと個人的に思ってます。レースと貴重なもの探しが同時に展開される荒木先生ならではのストーリーですね。
8部は4部以来久々の「ジャパニーズサスペンス」ですね。岩人間という謎の生物とロカカカという謎の植物、壁の目という謎の場所など謎だらけのストーリーでした。ロカカカの「等価交換」という作用であれくらい人の闇を表現できるなんて素晴らしいと思いました。(ロカカカじじいのシーン)
約10年間楽しかったです。本当にありがとうございます。
流れを踏まえての考察
こうして見ていくと、ジョジョは決して目新しいストーリーではなく、既存の王道のジャンルに超能力を組み合わせて迫力を出している漫画ということがわかります。吸血鬼、超生物、ロードムービー、殺人犯を追うサスペンス、ギャング、脱獄ドラマ、レース、サスペンス・・・出尽くした感もありますが、まだ出てきてないジャンルはありますね。
ホラーがない
荒木先生はホラーが好きなはずなんですが、まだジョジョで本格的なホラーはやってないですね。どちらかといえば岸辺露伴は動かないシリーズでホラーを描いているような気がします。個人的には「ジョジョ」のホラーが見たいです。ウルトラジャンプという成年誌で連載しているわけですから、エグい設定や表現などものびのび描いてもらえそうです。
実はSFもない
実はSFもジョジョでは無いんですよね。リアリティを重視する荒木先生ですから、取材にいけない宇宙空間の話は描かないのでしょうか。SFサスペンスみたいなストーリーも面白そうなんですけどね。でも、限られた閉鎖空間だと個性的なモブがでてこないからな・・・
ホラーかSFが来るか?
個人的には満を持してホラー要素の強い9部が来ることを予想してたりします。
ただ、あくまでもジョジョは王道を行く少年漫画であり、バトル漫画であるということを忘れてはいけません。ホラー要素を挟み込みつつも基本的には冒険をする物語であることを期待します。
ホラーと言っても幽霊だとか怨霊だとかそういうものではなく、「人が持つ恐ろしさ」みたいなことを題材にしてきたりするかもしれません。というのも、今回のジョジョリオンで荒木先生も世の中の出来事に影響される可能性があるということがわかったからです。正直、震災を絡めてくるというのは意外でした。今回ジョジョリオンが終わるタイミングで、世界はパンデミックの脅威に包まれています。モロに取り入れることは無いにしても、荒木先生がここ何年かで感じた恐怖や不条理、謎なことなどがッ作品に関係してくる可能性は高いと思います。
まとめ
個人的には人間的なホラーがくると思うのですが、皆さんはどう思うでしょうか。人間的なホラーとは、4部の吉良のような、人の手を持ち歩くような気持ち悪さです。(よくあれが週刊少年ジャンプで掲載されたなあ)
これはあくまでも個人の予想ですので実際はどうなるかわかりません。主人公や舞台となる場所によってはカラッとした冒険活劇である可能性もありますからね。
こうして先がどうなるか予想して楽しむのは、情報が公開されるまでの期間限定ですので、また勝手な考察をして楽しみたいと思います。
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