引き出し 押入れ 大塚愛

最近ものが無くなってしまう。今は家用の眼鏡が無くなって困っている。コンタクト着用時間が延びてしまう。寝る前までコンタクトつけっぱなしはなんとなく目にも悪そうだし落ち着かない。

別に特殊なところに置きっぱなしにしたとか、どこかに忘れてきたとか、そういう話ではないので家のどこかにはあるはずだが見当たらない。我が家ではこういう不思議な神隠しがたまに起こるのだ。

そして今日は息子のおもちゃであるボールが行方不明になった。朝方はあったのに、出かける前には家のどこを探しても見つからない。眼鏡が無くなった時からなんとなく息子のいたずらで、どこかに隠しているんじゃないかと思ってはいたのだが、いよいよその疑いが濃厚になっていった。そして「所詮は二歳児の浅知恵よ。ちょっと大人が本気を出せば簡単に見つかるぜ。」なんて思っていたのだが・・・

無いなぁ・・・

これがまた、本当に無い。彼にとって大事なものだから隠したのか、なんとなく置いたところがとてつもなくわかりにくい場所なのかはわからない。しかしこの文章を書いている今現在も、ボールは見つかっていない。依然捜索中だ。もちろん眼鏡もだ。ヴァニラ・アイスの暗黒空間でも無い限りこの世のどこかにはあるはずなんだ。もはや手元に帰ってこなくてもいいからどこに行ったのかが知りたい。

もし自分が大事なものを隠すとしたらどこに隠すのだろう。昔、実家にいた高校生くらいの頃は大事なものは机の引き出しに隠していた。何を隠していたかはさておき、やはり一番安心するのは自分の机の引き出しや押入れだ。アルティメットプライベート空間だ。大体は見つからない。しかし押入れで思い出した思い出が一つあって、それは思いもよらぬものが見つかって、あわや大惨事になりかけた話だ。

専門学校に通っていた僕は一人暮らしをしていた。その時付き合っていた女性がいたのだが、部屋でのんびりしていると、たまたま押入れを開ける機会があって、そこであるものが見つかったのだ。

それは大塚愛のCDだった

それを見た彼女は凍りつくような冷たい表情をしていた。その後の一言は「もう無理かも・・・」そう言った。あなたならどうする?最悪だった・・・恋愛経験があまり多く無い僕でもさすがに持ってるCDでフラれそうになるのは初めてだった。あ予想外すぎた。まだエロいコンテンツなら話はわかる。CDだよ!一塁ランナーを警戒していたら、三塁の塁審がいきなりホームに向かって猛然とダッシュして、ホームインをしたかのような虚の突かれ方をしたんだ。大塚愛の何がそんなにまずかったのかはわからない。たまたま嫌いだったのか、初回限定版がまずかったのか。でもさ、いいじゃん!当時はハマってたんだから!!

ちなみにその場で振られて終わりという展開にはならなかった。が、その後数ヶ月くらいで別れた。それ以来女性アーティストのCDは買わなくなった。今でもあまり他人に自分のiTunesは見せたくない。まあ、その振られかけたエピソードは今ではネタみたいなものなのでもはや笑い話なのだが。

というわけで今回の教訓は

大事なものはきちんと隠せ!たとえCDでも!!

という話でした。そして眼鏡はどこに行ったんだ・・・・