今回はファンク
年四回の季刊誌になってからというもの、毎回立ち読みでは済まない圧倒的な情報量を誇るベースマガジン。今回の特集は「ファンク黄金時代の再発掘」ということで・・・1960年代や1970年代のファンクミュージックの特集になっておりました。
僕は1985年生まれなので当然生まれていませんし、中学や高校時代はロックやメタルにはまっていたのでファンクミュージックは素人なんですよね。かろうじてラリーグラハムあたりを知っていたぐらいです。正直僕もベースを始めてから聴き始めたアーティストがたくさんです。まだまだ全然足りませんが。
やはり大事なことは歴史に学べと言いますか、そもそもの「起源」を知り、そこから見識を広げていくというのは非常に大事なことだと思います。
そもそも、今はインターネットでなんでも調べることができますが、「知らないことは調べられない」んですよね。逆を言えば欠片でも、名前だけでも知っていれば調べることは可能です。そんな幅の広いファンク情報を手に入れるにはうってつけの雑誌だなと思います。ありがとうベースマガジン。ありがとう。それしかいう言葉が見つからない・・・
特集されているファンクアーティストは、
と、この辺りの方々が影響を受けたファンクアーティストや、好きな曲やアルバムについてのインタビューに答えている感じですね。好きな人が好きなものは追求したくなりますから、こういうインタビューって本当に貴重だと思います。
奏法特集もファンク
奏法特集は「今さら聞けないファンクのヤリ方」
ヤリ方w
ベーシストが誰もが通るファンクですが、それっぽく演奏するためのコツを紹介しています。
タッチミュート、パームミュート、グルーヴを生むスペースの重要性、THE ONEというジェームスブラウンのファンク概念、リズムを弾ませるシンコベーション、ポリリズム、音使いなど、ファンクの基礎となるテクニックや理論がたくさん載っております。
個人的にはパームミュートの解説が詳しかったのと、音使いがわかりやすかったのが良かったです。ペンタトニックスケールやブルーススケール、ミクソリディアンスケールとドリアンスケールあたりをどうやってファンクに落とし込むのかが理解できました。とてもありがたい企画です。
ファンクはリズムも音使いも難しいので、短いフレーズでも繰り返し練習するといいトレーニングになりますね。
エフェクターもファンク
今回はエフェクターもファンク特集ということで、ピッチシフターやシンセサイザー、ワウペダルなどの解説が多いですね。昔使われていたエフェクターや、最新のもののレビューなど、幅が広い。
ペダル型コンプレッサーの弾き比べ特集もあります。
ベースマガジンwebと連動して「Meris」というブランドのエフェクターの試奏企画もやっております。試奏はWONKの井上幹さんと在日ファンクの村上啓太さんです。YouTubeと連動しているのが面白いですね。
まとめ
ベースはグルーヴが大事とよく言われますが、そのためにファンクは一度は誰もが興味を持つ道。そう考えると今回の特集はファンクに興味がある人や、より深く掘りたい人にはすごくいい企画になっております。
毎回毎回テーマが違いますが、テーマごとにすごく深く掘り下げて記事を組んでくれているので、非常に勉強になります。今回もどうもありがとうございました。
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