ベースに限らず楽器の練習をしていると確実にぶつかるこの問題。好きな曲をコピーしたり、やってみようとしたフレーズを練習すると高確率でぶつかる問題です。今日はそんな問題について考えてみたいと思います。
ここまではできるけど、ここからができない。だいたいできるけど、一部分できない、どうしてもできない部分がある。一部分だけできないなんて気持ち悪い。
こんな時にどうしたらいいのでしょうか?
大前提 作った人はプロ
プロが作ったものは難しい
まず大前提としてどんな曲であれ、世に出回ってたり、売ってたりする曲は「音楽のプロ」が作ったものです。プロっていうのはそれで飯を食ってる人なのです。とりあえず上手い人です。そんな人が作るフレーズは難解なものもあります。そんなのできなくて当たり前。
最近野球を始めた人がプロ野球選手みたいにかっ飛ばすことはできないのと一緒です。前提としてここは忘れないようにしましょう。
できない部分は飛ばして出来る部分にフォーカスする
出来る部分を探してやってみる
出来るフレーズ、イントロだけ、とかAメロだけ、とかでもいいです。とりあえず弾けそうなとこからやってみる。今は手軽にタブ譜が手に入りますから。
ここで大事なのは、とにかく一部分でも「できた!」と思う事。小さな成功体験でもいいので、とにかく繰り返す事で技術力もモチベーションも上がっていきます。
とにかくフレーズ経験値を増やしていく
一曲あたり10%しか弾けなかったとしても、100曲弾けば結構な経験値になります。ドラクエなんかだとはぐれメタルを倒すのが一番効率的な経験値稼ぎですが、それだけが全てではないはずです。簡単な曲も難しい曲もとりあえずやってみよう。
まずは数
数打っているうちに「自分の得意」「自分の苦手」が見えてきます。それを踏まえて基礎練で鍛えていくと良いのではないかと思います。
オクターブが苦手だったり、グリスが苦手だったり、以外と単純な刻みができなかったりすることもあります。
こればかりは一曲をいくら弾きこんでもわかりません。とにかく色んな曲を弾いて、自分に何が出来るのか、自分は何ができないのかをハッキリさせる必要があります。
コピーと基礎練の比率は?
最初は7:3位でやってた方が楽しい
楽器を始める理由は「あの曲をやってみたい」「あのバンドのコピーをしたい!」からだと思うので、最初のうちは7割コピー、3割基礎練とかでいいんじゃないですかね。とにかく最初は楽しくやった方がいいです。
慣れてきたら基礎練量を増やす
ベースという楽器に慣れ、コピーもある程度形になるとどんどん演奏クオリティが気になってきます。
リズムのズレ、ピッキングの音量、細かいニュアンスや余計な音を止める鳴らさないこと等、かなりいろんな要素が気になるはずです。
繰り返しその曲を練習するのも1つですが、やはり基礎練をキッチリこなす事で演奏力は上がると思います。
リズムやピッキング、運指など、基礎練を1から見直しましょう。
基礎練をしっかり行った後の通し練習はクオリティが上がっているはず。
配分としては基礎練とコピーを5:5くらいにしてもいいかもしれません。基礎がしっかりしてる方が、あとからコピーするのも楽になるはずです。
まとめ
とにかく一部できなくても出来るところだけでも頑張って弾いてみましょう。一時期できなくても一回りして再び弾くと「あ、できる」なんてこともあります。色んな曲で経験値を稼いでレベルアップ!小さな成功体験を積み重ねていきましょう。
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