こんにちは。今日はベース機材の資金繰りの話です。
新しいベースが欲しい、ピックアップを変えたい、シールドケーブルを変えたい、プリアンプを変えたい、アンプが欲しい、エフェクター欲しい、弦交換したい・・・とベーシストはとにかくお金がかかります。ハマればハマるほどお金がかかります。
もちろん独身で100%自分の好きなようにお金を使える場合は問題はありませんので、好きに使うのがいいと思います。今日は家庭を持っていたりなんなりで好きなだけ使えるわけではない人向けの話になります。
そもそも自分の好きなものを好き放題買ってる人はどれぐらいいるの?っていう話。
必要なものだし好きなもの>好きじゃないけど必要なもの>好きだけど必要でないもの>好きじゃないし必要でもないもの
順番にするとこんな感じでしょうか。
家庭生活において、とくにお父さんの趣味のものっていうのは「好きだけど必要ではないもの」にカテゴライズされてしまうんじゃないですかね。
500円貯金のメリット
500円貯金は誰もがやったことがある貯金法だと思います。
具体的なメリットは、
・貯金箱で貯めるため、衝動的に使いにくい
・少額ながらも確実に積み重ねていくことができる
・ためましたという宣言がしやすい
この三つが500円貯金のメリットになります。
特にメリットの3つ目。
「僕はこれぐらいコツコツ貯めましたので、好きなように使います!!」と宣言できるのは身近に誰かがいる場合にとても有効なんですよ。
家庭というのは不思議なもので、
「10万円のベースを買います 」なんていうと「はあ?」とか言われたりします。本来自分のお金なので、どのタイミングでどのように使っても文句はないはずなんですが、謎に怒られたりします。
その10万も「家族のためのダイニングテーブル」なんかになると、「やった〜ありがとう!!」になるのですが、「個人的な趣味の楽器」になると反発があります。反発までなくてもなんとなく買いづらいというのは本音なんじゃないですかね?少なくとも僕はそうです。
プレステ4を買う時もビクビクしながら買いに行って、「買っちゃった。えへへ。」みたいな感じで家に帰ったものです。自分のお金で買ったものなんですけどね。
同じ10万円でも印象が違ってくる
例えばですが、子供が1万円を使うとします。一万円は一万円でもどんな一万円かによって印象が違うんですよね。
親戚のおじさんから先ほどもらった一万円を使おうとするのと、
十ヶ月の期間で千円づつ貯めて手に入れた一万円では印象が違います。
前者は「ちょっと待て、よく考えて使いなさい」になるし、後者は「よくがんばったね、好きに使いなさい」になりやすいわけです。
1億円宝くじで当たったのと地道に資産として築いたのでは印象が違うのと一緒です。
ローンで買ったものと貯金で買ったものの印象の違いも同じです。
そこに「地道」とか「コツコツ」とかが絡んでるだけで印象が違うんですね。
その印象の違いを利用しましょう。
具体的な方法
通常の五百円貯金は「財布に存在する五百円玉」を貯金箱に入れてコツコツ積み立てる貯金法です。もちろんこれもやるのですが、それだけではなかなかお金がたまりません。10000円以上のまとまったお金を五百円に両替してまとめて貯金箱にぶちこむのがコツです。理想は25000円を五百円50枚の棒金にして銀行で両替して一気に貯金箱にぶちこみます。これが4回できると10万円ぐらいになります。
ポイントは、とにかく札を両替して複数の五百円玉を一気に貯金箱に入れていくということです。
どんどん重くなってくる貯金箱
するとどんどん貯金箱が重くなってきます。
預金通帳の数字を見るのもいいのですが、以外とずっしり重い貯金箱を持つのは気分がいいものです。
中身が見えるタイプの貯金箱は半分くらいたまると開封したくなるのであまりお勧めしません。金属製のやつがオススメです。100均で売ってますから。
いざ開封
満タンになったらいざ開封。その時はわざとみんなの前で開封するのがミソです。「やっと貯まったわー」とか言いながら開封するとなお良し。だいたいこの時に「何買うの?」とか聞かれるんで、「ずっと欲しかった機材を買おうと思う」とか言えばいいんです。
あとは楽器屋(楽器通販サイト)に行って目当てのものを買ってクレジットでお会計して、後日大量の五百円玉を口座に入金すればいいわけです。カードの方がポイント等の面で有利ですからね。
楽器に限らずいろんなものに応用可能
このテクニックのミソは、「コツコツ貯めたお金感」を演出するところです。
人が健気に貯めたお金を使うことに誰も反対はしないからです(個人差はあります)。
何か値が張る趣味のものを買おうとしてる人は試してみてもいいかもしれません。
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